2017/10/08 のクイズ
- 1. 呼吸理学療法は、包括的呼吸リハビリテーションの構成要素の一つで、排痰法と運動療法に大別される。
- 2. 排痰法は最もエビデンスレベルが高く、臨床の場で広く実施されている。
- 3. 薬物療法は、去痰剤や抗生剤の投与が主体となる。
- 4. リラクセーションや呼吸訓練は、コンディショニングに含まれる。
挑戦者3015人 正解率29%
- 1. 呼吸理学療法は、包括的呼吸リハビリテーションの構成要素の一つで、排痰法と運動療法に大別される。
-
不正解
呼吸理学療法は、包括的呼吸リハビリテーションの構成要素の一つであることは間違いないのですが、コンディショニングと運動療法に大別されるため、この選択肢は不適切な記載です。呼吸理学療法は、運動療法につなげていくためのコンディショニングとADLや筋力トレーニングなどの運動療法に分けて考えることができます。急性期と慢性期で考え方の特徴や相違は多少ありますが、基本的には同じです。
- 2. 排痰法は最もエビデンスレベルが高く、臨床の場で広く実施されている。
-
不正解
不適切な記載です。排痰法よりも運動療法のほうがエビデンスレベルが最も高いとされています。なかでもCOPD(慢性閉塞性肺疾患)に関する臨床効果では、運動能力の増大、自覚的呼吸困難の軽減、QOLの向上、うつ気分や不安の軽減などの効果が明らかとなっています。
- 3. 薬物療法は、去痰剤や抗生剤の投与が主体となる。
-
不正解
薬物療法は包括的呼吸リハビリテーションの構成要素の一つですが、その主体は気管支拡張薬などの吸入療法であるため、この選択肢は不適切な記載です。運動療法に薬物療法を併用することで、運動療法の相乗効果を得ることができます。しかし、気管支拡張薬の吸入手技が正しく習得されているケースは少なく、継続した吸入指導が必要です。
- 4. リラクセーションや呼吸訓練は、コンディショニングに含まれる。
-
正解
正しい記載です。呼吸理学療法は、コンディショニングと運動療法に大別され、コンディショニングの中にリラクセーション・体位排痰法・呼吸訓練・座位・立位・歩行などが含まれます(図参照)。効果的な運動療法のためのコンディショニングとして考えることができます。リハビリテーションを実施するにあたり、介入の目的や目標、今後の計画などを明確にしておくと評価もしやすくなると考えます。
引用参考文献など
1)日本呼吸ケア・リハビリテーション学会、日本呼吸器学会、日本リハビリテーション医学会、日本理学療法士協会編.安定期における運動療法の実際.呼吸リハビリテーションマニュアル:運動療法.第2版,照林社,2012,25-34.
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