2021/01/22 のクイズ
- 1. 自己血管内シャント:つまりにくく、長期間使用できる。
- 2. 人工血管内シャント:血栓ができにくい。
- 3. 外シャント:感染症のリスクが低い。
- 4. 動脈表在化:心負荷がかかりやすい。
挑戦者11419人 正解率52%
透析を行うために動脈と静脈をつなぎ合わせて、動静脈短絡を作成し、直接動脈の血を静脈に流れるようにすることをシャントと呼びます。シャントには皮膚の下で動脈と静脈をつないだ「内シャント」と、チューブを使い体外でつないだ「外シャント」があります。現在は、外シャントはほとんど使われることはありません。なお、緊急時や造設した動静脈短絡が血管障害などで使用できなくなった場合などに、「上腕動脈表在化」「カテーテル穿刺」「動脈・静脈直接穿刺」などの方法で行う場合があります。これらは「非シャント」といいます。
- 1. 自己血管内シャント:つまりにくく、長期間使用できる。
-
正解
正解です。自己血管内シャント(arteriovenous fistula;AVF)は、患者さん自身の動脈と静脈をつないだシャントであり、シャントの中では最も主流です。自己の血管であるため血栓症や感染症が起こりにくく、長期使用が可能です。
- 2. 人工血管内シャント:血栓ができにくい。
-
不正解
内シャントのひとつである人工血管内シャント (arteriovenous graft;AVG)は、自己血管が細くシャントが作成できない患者さんが適応となります。人工血管内シャントは自己血管内シャントよりも血栓ができやすく、また感染が起こりやすいなどのデメリットがあります。よってこの選択肢は誤りです。
- 3. 外シャント:感染症のリスクが低い。
-
不正解
外シャントは、体外で動脈と静脈をチューブで繋いだもので、血管が剥き出しになるため、感染のリスクが高い方法です。よってこの選択肢は誤りです。なお、現在では外シャントはほとんど行われていません。
- 4. 動脈表在化:心負荷がかかりやすい。
-
不正解
動脈表在化は、手術によって上腕動脈を皮膚の下まで持ち上げて、透析時に穿刺できる位置に移動させる方法です。シャント作成と比較して心臓への負担が少ないというメリットがあります。よってこの選択肢は誤りです。
引用参考文献など
1)日本透析医学会.慢性血液透析用バスキュラーアクセスの作製および修復に関するガイドライン.日本透析医学会雑誌.44(9),2011, 855-937.
2)東京女子医科大学 腎臓外科.バスキュラーアクセスの作成.(2020年12月閲覧)
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