2017/08/16 のクイズ
大腸がんで入院中のAさん。大腸がんの病状悪化に伴って腹部膨満感が出現し始めました。CT検査では腹水の貯留が見られます。Aさんに対するケアの考え方で適切なのはどれでしょうか?
- 1. 腹部膨満感の軽減のため、仰臥位で足を伸展させ、安楽な体位を工夫する。
- 2. 胸水はないので、呼吸困難感を意識したケアの心配はない。
- 3. 排便のコントロールに注意する。
- 4. 食事は、栄養のバランスを考えたものを1日3食決まった時間に摂取する。
挑戦者3916人 正解率87%
- 1. 腹部膨満感の軽減のため、仰臥位で足を伸展させ、安楽な体位を工夫する。
-
不正解
腹部膨満感の軽減を図るには、ファーラー位で足を屈曲した体位を調整する方が良いと考えられます。
- 2. 胸水はないので、呼吸困難感を意識したケアの心配はない。
-
不正解
腹水が貯留すると横隔膜が圧迫・挙上され、呼吸困難感を生じることがあります。胸水がなくても呼吸困難感を意識する必要があります。
- 3. 排便のコントロールに注意する。
-
正解
腹水貯留があると消化管が圧迫され、腸蠕動が低下し、便秘を起こしやすい状態になります。便秘は腹部膨満感を悪化させるため、排便のコントロールは重要です。
- 4. 食事は、栄養のバランスを考えたものを1日3食決まった時間に摂取する。
-
不正解
食事を一度に多量に摂取すると腹部膨満感が増強することが多いため、食べやすいものを、好きな時に少量ずつ摂取できるよう援助する方がよいでしょう。
引用参考文献など
1)吉田有里.岩崎紀久子ほか編.身体症状とケア.10腹水・腹部膨満感.終末期がん患者の緩和ケア第3版.日本看護協会出版会,2014,117-9.
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