2020/05/30 のクイズ
◆周手術期の問題◆術後せん妄について、正しいものはどれでしょうか?
- 1. 手術侵襲が大きいほど、せん妄になりやすい。
- 2. 年齢や基礎疾患とは無関係で起こる。
- 3. 予防のために身体拘束を行う必要がある。
- 4. 退院後も長期的にケア、治療が必要である。
挑戦者8691人 正解率51%
- 1. 手術侵襲が大きいほど、せん妄になりやすい。
-
正解
術後せん妄の直接的な誘発因子として、侵襲の大きい手術が挙げられます。よってこの選択肢が正解です。
- 2. 年齢や基礎疾患とは無関係で起こる。
-
不正解
術後せん妄は誰にでも起こる可能性はありますが、特に高齢(70歳以上)の患者さんで起こりやすいとされています。また、抗パーキンソン薬等の薬剤、認知症等の基礎疾患があると発症リスクが高くなります。よってこの選択肢は誤りです。
- 3. 予防のために身体拘束を行う必要がある。
-
不正解
この選択肢は誤りです。身体拘束は逆に、せん妄を誘発する可能性があります。せん妄の発症後であれば、場合によっては転倒転落やラインの事故抜去予防のために身体拘束が必要となる場合もありますが、術後せん妄そのものの予防にはなりません。
- 4. 退院後も長期的にケア、治療が必要である。
-
不正解
術後せん妄の特徴として、症状の変動はありますが、一過性であることが挙げられます。術後せん妄は、術後の回復や疼痛緩和、家族との面会、離床等を通し、改善されていきます。よってこの選択肢は誤りです。
引用参考文献など
1)小野博史.術後せん妄の発症時期から考える症状の捉え方と視点.循環器ナーシング.6(5),2016.59-65.
2)関口 敦監.はじめてのICU・CCU看護.ハートナーシング2011年春季増刊,2011,p320.
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