2020/01/19 のクイズ
- 1. 患者さんが使用しやすい投与方法を選択する。
- 2. 体動による痛みは予測できる痛みのため、体位変換を行う30~60分前にレスキュー・ドーズを使用する。
- 3. 薬剤の選択は必ずWHOの三段階除痛ラダーに沿って行う。
- 4. 痛みの治療を開始する時は、痛みがなく夜間眠れているかの確認をする。
挑戦者7974人 正解率35%
- 1. 患者さんが使用しやすい投与方法を選択する。
-
不正解
がんの痛みに使用する鎮痛薬は、患者さんにとって使いやすく、用量の調整がしやすく、血中濃度が安定した薬剤が望ましいです。悪心や嚥下障害、消化管閉塞など内服が困難な場合は、静脈投与や皮下注射、あるいは直腸内投与、貼付剤など、患者さんの状態に合わせて薬剤の投与経路を選択することが大切です。
- 2. 体動による痛みは予測できる痛みのため、体位変換を行う30~60分前にレスキュー・ドーズを使用する。
-
不正解
痛みは1日の大半を占める持続痛と、突出痛と呼ばれる一過性の痛みの増悪の組み合わせといわれています。そのうち突出痛は予測できる痛みと予測できない痛みとがあります。予測できる痛みは、主に意図的な体動に伴って生じる痛み(体動時痛)です。突出痛の誘因となる体動や体位を避けることが大切ですが、誘因が避けられない場合には30~60分前にレスキュー・ドーズ※を使用するなどして対応します。
※レスキュー・ドーズ:痛みを緩和のために、即効性の高い速放製剤を投与すること。 - 3. 薬剤の選択は必ずWHOの三段階除痛ラダーに沿って行う。
-
正解
これまではWHO三段階除痛ラダーに沿って、鎮痛薬を増量しても効力が不十分な場合には非オピオイド鎮痛薬→弱オピオイド鎮痛薬→強オピオイド鎮痛薬と、効果の強い薬剤に順番に変更していくのが原則とされていました。しかし、最近はラダーに沿って順番に薬剤変更をするのではなく、「患者さんの疼痛の程度に合わせて、数あるオピオイド製剤から選択すること」と変更になりました1)。
- 4. 痛みの治療を開始する時は、痛みがなく夜間眠れているかの確認をする。
-
不正解
疼痛に関する目標を考える場合、患者さんや家族などと相談しながら、段階的に目標設定することが大切です。まずは、痛みがなく夜間眠れること、次に安静時に痛みがないこと、最終的に体動時に痛みがないことを目標とします。
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