状況設定問題(174問)  慢性的な疾患・障害がある子どもと家族への看護

第105回 午後105問

次の文を読み問題3に答えよ。
Aちゃん(11歳、女児)は、両親と3人で暮らしている。3週前から疲労感を訴え昼寝をするようになった。そのころから夜間に尿意で起きてトイレに行くようになり、1日の尿の回数が増えた。2日前から食欲がなくヨーグルトや水分を摂取していたが、今朝から吐き気と嘔吐とがあり水分も摂れない状態になったため、母親とともに受診した。血液検査データは、赤血球580万/μL、Hb13.9g/dL、Ht44%、白血球9,500/μL、尿素窒素31mg/dL、クレアチニン0.7mg/dL、Na141mEq/L、K4.8mEq/L、Cl94mEq/L、随時血糖900mg/dL、動脈血ガス分析は、pH7.21、BE-12.3、HCO310.9 mEq/L。尿検査は、尿糖2+、尿ケトン体3+であった。

Aちゃんは1型糖尿病の疑いで入院した。

問題3
Aちゃん及び両親は、1型糖尿病の療養生活に必要な知識や手技を順調に獲得した。血糖値が良好にコントロールされたため、退院に向けてAちゃんと両親、主治医、担当看護師および学校の関係者との間でこれからの学校生活について話し合った。

医療者から学校の関係者に伝える内容で最も適切なのはどれか。
  • 1. 「長距離走や水泳の授業は見学させてください」
  • 2. 「宿泊を伴う校外活動は保護者の同伴が必要です」
  • 3. 「教室内にインスリン注射を行う場所を設けてください」
  • 4. 「家庭科の調理実習は同級生と違う献立にしてください」
  • 5. 「手指の震えや強い空腹感があるときはブドウ糖の補食が必要です」
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