状況設定問題(177問)  高齢者に特有な症候・疾患・障害と看護

第100回 午後102問

次の文を読み問題3に答えよ。
Aさん(74歳、男性)は、強い下腹部痛のため救急車で搬入された。Aさんは顔面蒼白で、冷汗をかき、腹部を押さえている。一緒に来た妻は、「夫はいつも尿が出にくい。夜は、3回はトイレに行くのに、昨夜は行かなかった。今朝もポタポタとしか出なかった。便秘はしていない」と話した。Aさんは4年前に脳梗塞になり、重い構音障害があるが理解力に問題はなく、身の回りのことは全部自分でできている。搬入時のAさんは、看護師と視線を合わせることができ、問いかけにはうなずきで答えている。

問題3
Aさんは、治療後、自力排尿が可能となったが、トイレまで間に合わずに少量の尿失禁を繰り返している。Aさんはトイレで排尿することを強く希望している。

Aさんへの看護師の対応として最も適切なのはどれか。
  • 1. トイレに近い病室に移動する。
  • 2. 水分の摂取を控えるよう説明する。
  • 3. できるだけ尿意を我慢するように言う。
  • 4. 尿意はなくても、4時間ごとにトイレに行くよう勧める。
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