脳・神経系(78問)  状況設定問題

第99回 午前105問

次の文を読み問題3に答えよ。
62歳の男性。妻との2人暮らし。55歳から高血圧で内服治療中。朝の散歩を日課としていたが、2日前から歩行時に右下肢がもつれる感じがあった。今朝の散歩時、立位がとれない状態になったため、妻に伴われて救急外来を受診した。頭部CTで左硬膜下血腫が脳実質を圧迫しており、緊急手術目的で入院した。入院時、意識は清明。体温36.7℃。呼吸数16/分。脈拍66/分。血圧140/70mmHg。経皮的動脈血酸素飽和度2>97%。瞳孔両側2mm、対光反射は正常。頭痛と嘔吐はなく、全身状態も安定していた。

問題3
左穿頭血腫洗浄ドレナージ術が施行され帰棟した。術直後の観察では、意識は刺激しなくても覚醒しているが、いまひとつはっきりしない状態である。頭痛と嘔吐とはない。体温36.7℃。呼吸数20/分。脈拍82/分。血圧190/90mmHg。経皮的動脈血酸素飽和度2>99%。硬膜下ドレーンから少量の排液がみられる。

術直後のアセスメントで正しいのはどれか。
  • 1. 血圧を下げる必要がある。
  • 2. 意識レベルはJCSⅡ-10である。
  • 3. ベッドの30度挙上が必要である。
  • 4. 頭蓋内圧亢進症状が出現している。
解答・解説を見る

人体の構造と機能

疾病の成り立ちと回復の促進

健康支援と社会保障制度

基礎看護学

成人看護学

老年看護学

小児看護学

母性看護学

精神看護学

地域・在宅看護論(在宅看護論)

看護の統合と実践

必修問題へ

このページをシェア

国試2024 看護roo! 国試 スマホアプリなら問題検索がよりスムーズに!
看護師国家試験過去問題集トップへ