状況設定問題(195問) 高齢者に特有な症候・疾患・障害と看護

第114回 午前102問

次の文を読み問題3に答えよ。
Aさん(87歳、女性)は1人で暮らしている。難聴のため補聴器を使用している。自宅で転倒して痛みで起き上がれなくなり、救急搬送され入院した。搬送先の病院で右大腿骨頸部骨折と診断され、全身麻酔下で人工骨頭置換術を受けた。術後は前腕部に点滴静脈内注射と右大腿の創部に吸引式ドレーンが一本挿入されている。

手術直後の検査所見:赤血球410万/μL、白血球7800/μL、Hb 12.0g/dL、総蛋白6.5g/dL、アルブミン4.0g/dL、尿素窒素20mg/dL、Na 145mEq/L、K 3.8mEq/L。

術後のドレーン出血量は少量である。創部痛に対して非ステロイド性抗炎症薬の坐薬と内服が処方され、手術当日の21時に坐薬を使用した。

問題3
術後2週。Aさんは杖歩行の練習をしている。見守りをする看護師に「早く家に帰りたいけど、また転びそうで怖いし、元のように歩ける自信がない」と話した。

Aさんへの声かけで最も適切なのはどれか。
  • 1. 「リハビリテーションの回数をもっと増やしましょう」
  • 2. 「カルシウムを多く含んだ食品を摂りましょう」
  • 3. 「少しずつ歩けるようになってきていますよ」
  • 4. 「退院先は介護老人保健施設にしましょう」
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人体の構造と機能

疾病の成り立ちと回復の促進

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母性看護学

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地域・在宅看護論(在宅看護論)

看護の統合と実践

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