病気や診療・入院が子どもと家族に与える影響（24問）　外来での看護

第114回午前62問

一次性の夜尿症で通院中の7歳の女児。

保護者への生活のアドバイスで適切なのはどれか。

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解答・解説

1.　「1日に飲む水分の量を減らしましょう」: 1日に飲む水分の量を減らす助言は適切ではない。5歳以降にも続いている一次性の夜尿症の子どもは、昼間は十分に水分を摂って規則正しくトイレに行く習慣を身につけることが必要である。
2.　「寝る直前に水分をしっかり飲ませましょう」: 寝る直前に水分をしっかり飲ませることは適切ではない。水分摂取は寝る2～3時間までにし、子どもが寝る前には必ずトイレに行くことが大切である。
3.　「おねしょをしても叱らないようにしましょう」: おねしょをしても叱らないようにすることが適切である。保護者が子どもを叱ることで、夜尿症が悪化したり、親子関係に悪影響を及ぼすことがある。
4.　「夜中、決めた時間に起こして排尿を促しましょう」: 夜中、決めた時間に起こして排尿を促すことは適切ではない。子どもの睡眠覚醒リズムを崩すことにつながる可能性がある。また、夜中に起こすと抗利尿ホルモンの分泌のさまたげになり、夜尿症の改善にはつながらない。