状況設定問題(39問)  臨床実践場面における統合的な判断

第111回 午前120問

次の文を読み問題3に答えよ。
Aさん(28歳、女性、外国籍)は3年前に日本人の夫と結婚し来日した。簡単な日本語を話せたため、来日した半年後からコンビニエンスストアでアルバイトを始めた。最近になり、夫は仕事で帰りが遅くなることが多くなった。Aさんが「お客さんが自分の悪口を言っている」と話したが、夫は気にしなかった。その後、アルバイト先の上司から「Aさんが奇声を発している」「ぶつぶつと独り言を言って歩き回っている」と夫に連絡があった。夫が病院に付添い精神科外来を受診し、統合失調症と診断されて入院となった。入院時、Aさんの髪は乱れ、誰かに見張られている気がすると怯えていた。

問題3
入院後2か月が経過した。Aさんは独り言を言うことはあったが、他の入院患者と口論になることはなかった。作業療法士から「Aさんは手先が器用で、作業療法中は楽しそうに過ごしています」と情報を得た。退院に向けた担当看護師との面談で、Aさんは「手芸が楽しかった」「家に1人でいると寂しい」と話した。

退院に向けてAさんに提案する社会資源として適切なのはどれか。
  • 1. 共同生活援助〈グループホーム〉
  • 2. 短期入所〈ショートステイ〉
  • 3. 通訳のボランティア
  • 4. 精神科デイケア
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疾病の成り立ちと回復の促進

健康支援と社会保障制度

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母性看護学

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地域・在宅看護論(在宅看護論)

看護の統合と実践

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