状況設定問題(156問)  病気・診療・入院が子どもと家族に与える影響と看護

第109回 午後102問

次の文を読み問題3に答えよ。
Aちゃん(5歳、男児)は、2日前に39℃に発熱して両側の耳下腺部の痛みを訴えた。昨日から同部位の腫脹がみられ、頭痛を訴えている。夜間に嘔吐が4回あり、発熱と頭痛が持続したため、本日父親に連れられて来院し、髄膜炎の疑いで個室に入院した。通っている幼稚園には、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)罹患児が数名いる。

既往歴:特記すべきことはない。

予防接種歴:年齢相応の定期接種はすべて済んでいる。おたふくかぜワクチンは未接種である。

家族歴:両親は流行性耳下腺炎罹患の既往がある。妹のBちゃん(3歳)は、年齢相応の定期予防接種は済んでいるが、おたふくかぜワクチンは未接種である。また、流行性耳下腺炎罹患の既往はない。

身体所見:体温39.2℃、項部硬直あり。両側耳下腺部の腫脹と圧痛あり。胸部聴診で異常なし。腹部は平坦で軟、圧痛なし。Kernig〈ケルニッヒ〉徴候あり。

検査所見:白血球8,760/μL。血清アミラーゼ834U/L(基準44~132)、CRP0.1mg/dL。

問題3
Aちゃんは入院の翌日も発熱が続いたが、頭痛は軽減し嘔気は消失したため経口摂取を開始した。入院3日、体温は微熱となり食欲が回復したことから、翌日の退院が決定した。耳下腺は縮小しつつあるが圧痛がある。父親から看護師へ「退院後、何か注意することはありますか」と質問があった。父親への看護師の回答で適切なのはどれか。
  • 1. 「Aちゃんの精巣の腫れに注意してください」
  • 2. 「Aちゃんは退院後1週間は登園できません」
  • 3. 「Aちゃんの耳の聴こえ方に注意してください」
  • 4. 「AちゃんからBちゃんへの感染予防には明日までのワクチン接種が効果的です」
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