状況設定問題(138問)  療養の場に応じた地域・在宅看護

第109回 午前116問

次の文を読み問題2に答えよ。
Aさん(57歳、男性)は、妻(55歳)と長女(28歳)の3人暮らし。4年前に直腸癌と診断され、手術を受けてストーマを造設した。その後、Aさんは直腸癌を再発し、治療を行ったが効果がなく、腹部のがん疼痛を訴えたため、疼痛をコントロールする目的で入院した。主治医からAさんと家族に余命4か月程度と告知され、Aさんは「痛みは取り除いてほしいが、延命治療は望まない。自宅で好きなことをして過ごしたい」と話している。現在、Aさんはオキシコドン塩酸塩を1日2回内服し、痛みがなければ日常生活動作〈ADL〉は、ほぼ自立している。

問題2
退院後、Aさんは痛みが強くなってきたため、主治医はオキシコドン塩酸塩を増量したが、Aさんは眠気が強くなり「薬を飲みたくない」と訴えた。そのため、フェンタニル貼付剤に切り替え、レスキュー薬としてフェンタニルクエン酸塩舌下錠が処方された。

訪問看護師によるAさんの家族への疼痛緩和のための薬物療法の指導で適切なのはどれか。
  • 1. 副作用で便秘が生じた場合には貼付しない。
  • 2. 残ったオキシコドン塩酸塩は自宅で保管する。
  • 3. レスキュー薬は使用間隔を気にせず使用してよい。
  • 4. フェンタニル貼付剤の交換時に家族が貼付面に触れないようにする。
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