後輩ナースの「結婚したい」に、非モテドクターは…｜マンガ・ママナースもも子の今日もバタバタ日誌（197）

2021/10/26

（これまでの話は▶コチラ）

「俺と結婚したいんだな」と見抜いたモジャ先生に、「そうだよ」と答えたくるみちゃんですが…

くるみから「結婚したい」と言われたモジャは、「無理」とあっさり断りました。「君は寄りかかりたいだけだろ。そのために結婚を持ち出すのは違うと思う」とくるみに言いました。

モジャから痛いところを突かれたくるみは、（……やっぱり1人はキツイ…男とはすぐ体の関係になるし…それにそういう男は真面目にちゃんと相談にのってくれない。最近…期待してたことが全て裏切られて軽く絶望してた…勉強に身が入らないし辞めるって宣言しちゃったし）とこれまでのことを考えました。（でもモジャはいつも私の期待を裏切らない。こいつなら絶対断るって思った）とも思いました。

「そう言うと思った。じゃあさ…結婚はしなくていいからさ…ずっとずっと良き相談相手でいてくれる?」とくるみはモジャに自分の気持ちを伝えました。モジャは「君が望むならベストをつくすよ」と言いました。

くるみはそれを聞いて「…そっか…ならよかった」と安心しました。くるみは（ずっと人とこういう関係を結びたかったのかも知れない。美人で若く聡明な私ではなく、見下されたり雑に扱われない関係）とモジャといる時の安心感からそんなことを思いました。

（相手の足元を見て性的な欲求をしてこない。尊重して待ってくれる。そういう人間関係がほしかったのかもしれない）と居酒屋を出た後もくるみは考えていました。「モジャっていい男なのになんで結婚できないの?」「……」「頭カタイからじゃない?真面目すぎるとか?」「ほんと…………何でかなあ…結婚て何だろ」と帰り道に2人で話しました。（結婚とは…）くるみは思いました。

（お互いがお互いを良き伴侶と認め合い…人生を一緒に過ごすと決めた者同士、健やかなる時も病める時も一緒に乗り越えようと…心に決め誓い合う行為）だとくるみは考えました。

場面は変わって、もも子と草壁先生のデートの日。「このオシャレな建物に憧れてたんだ。素敵でしょー?」「……」見るからに高級そうなお店に緊張するもも子。

もも子は「先生…じゃなかった光一さん…本当にいいの?」と思わず聞いてしまいました。「何が?」「なんか…エート…特別すぎて」と言うと、「特別だからですよ!!とにかく楽しんで!!ここの料理は最高なんだって!!」と先生が笑顔でエスコートしました。

見たことないお皿、食べたことのない料理、お酒もとびきり上品でおいしくて目が回りそうなもも子。（白ワインウマー。スパークリングワイン最高。ゆ…夢のよう）と目をキラキラさせて料理を味わいます。スマートにワインを注文する先生を見て、（身のこなしも私と違う。ああ…何かもう申し訳ない…）と思いました。

（私…いつもいつもこんな人にちくわ入りの親子丼とかケチャップたっぷりのソーセージとか出してたんですけど…）とこれまでの自分が作った料理を思い返して（ご…ごめん）と思いました。「昔からこういうお店によく行ってたんですか?」と先生に聞くと、「ううんそんなことないよー。特別な日だから!!ですよ」と言いました。わざとらしいなーとは思いつつ、「と…特別な日?」と聞いてみました。