独身ナースの結婚願望｜マンガ・ママナースもも子の今日もバタバタ日誌（61）

2018/12/04

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松本さんの想像する結婚生活とは…

医者コン以来、自分にとって結婚は何なのか、もも子の同僚松本さんは考えるようになりました。『1人で人生を送るのは淋しいし、ゴハンを食べたりするとき側に誰かいてくれたら』と、草壁先生との妄想をふくらませます。

そして『やっぱり結婚って、誰かに選ばれる女の証明書を発行されることだ』と思うのでした。その考えは古いのか、松本さんはもも子の意見を聞いてみると、はっきり「松本っちゃん、それはねーはっきし言って古い。」と断言されてしまいました。

もも子は、「結婚した私が言うなら間違いない。なぜなら私が選ばれたのではなく、あてにされてる女だから。」と遠い目をして言いました。続けて「だってさー、病院の託児所じゃなくて公立の保育園に子どもを入れようと相談したら…」と無職の旦那に相談したときのことを話し始めました。

旦那は、「えっ、俺が送迎したり、何かあったら対応するの？執筆中にそれは厳しいかな」と嫌な顔をして、「今までももも子対応できてるし、もうちょっと今の託児所でよくない？」と笑いながら答えました。もも子は、そんな夫の態度に、心の中で『無職のクセに』と怒りがこみ上げるのでした。

松本さんから、文句を言えばと提案されますが、もう揉めるのを避けたいもも子は、嫌なところには目を向けず、「帰るとゴハンあるって素敵だよ」と良いところをあげました。そんなもも子を見て、松本さんは『これは離婚はしないな…。でもこれでいいのか悪いのか…』と不安に思いました。

しばらくして、松本さんは後輩のくるみに「この間の医者コンで出会った男、まだしつこく連絡くるんですけど、よかったら先輩に紹介しましょうか？」と声をかけられました。松本さんは驚いて、『これほど、人をバカにした話があるだろうか…後輩に、しかも私に全く関心を示さなかった男を紹介してやろうかなんて…、完全になめられてる』と心の中で思いました。

「それはくるみが好きなんであって、そんな人を紹介しようなんて相手にも失礼だよ」と焦りながらも断ると、くるみは「先輩結婚したいんですよね？それならその人つながりで誰か紹介してもらえれば、ラッキーじゃないですか？なんとなくで結婚できるほど、世の中は甘くないですよ。」と厳しい目を向けて言いました。

「どっかにいい人いないかなー、向こうからくどいてくれないかなーなんて考えてたら、おこぼれしか来ないですよ！もも子さんみたくなりたいんですか!?」と声を荒げるくるみ。松本は何も言えず、あっさり平伏してしまいます。「だったら狩りに行かなきゃ！ガチの婚活をするんですよ！ガチの！」と体育会系なくるみ背中を押されます。そんな2人が話をしている様子を同僚の尾田さんが隠れて覗いているのでした。