転職活動ってどんなふうに進めるの?」と不安な看護師の皆さんに向けて、転職するときの方法とポイントをご紹介します。

目次

看護師が転職するための5つのステップ

看護師さんの転職活動は、次の5つのステップで進めていきます。

看護師が転職するための5つのステップ。ステップ1:転職活動に向けて準備する、ステップ2:求人を探す・情報収集、ステップ3:履歴書を書き求人に応募する、ステップ4:面接を受けて内定をもらう、ステップ5:退職の手続きをする。情報収集を始めてから内定をもらうまでは約1~3カ月が目安です

転職活動に向けて準備する

「そろそろ転職しようかな」と思ったら、まずは転職の目的や希望条件を考えてみましょう

はじめは、どうして転職したいのか、転職でかなえたいことは何かを思い描く程度でもOK。

詳しくは「『転職しようかな…』と思ったら」を参考に、転職の準備を始めてみてください。

Point!

今の職場には何カ月前までに退職の意思を伝えるべきか、就業規則で確認しておくことも忘れずに!

求人を探す・情報収集

転職についておおよそのイメージをつかんだら、さっそく情報収集をスタートして希望に合った病院・施設を探しましょう

実際の求人情報を見てみることで、希望条件などもより具体的になっていきます。

転職活動は求人探しから応募・面接まで「自分で進める方法」と、各段階でプロのサポートがある「転職サービス(紹介会社)利用する方法」があります。看護師の転職 具体的な方法は4つ!」を参考に、自分に合った方法で情報収集を進めましょう。

履歴書を書き、求人に応募する

希望する病院・施設が決まったら、求人に応募します。

履歴書職務経歴書など、必要な書類を用意し、志望先に送りましょう。

応募の前に「病院見学」をすることもありますが、「見学の後、そのまま面接」というケースもあるので、その場合は履歴書も持参していきます。

面接を受け、内定をもらう

書類選考を通過したら、いよいよ面接です。

面接では、自己紹介や志望動機など、必ず聞かれる質問があるので、考えをまとめて話す練習しておくと自信をもって臨めます。

明るい表情で、前向きな姿勢ややる気を伝えましょう。

内定をもらったら、できるだけすぐに返事をするのがマナーです。

退職の手続きをする

転職先が決まったら、今の職場の退職手続きを進めます。

スッキリ円満退職できるように、退職の意思ははっきりと伝えるのがポイントです。

退職日の調整、退職届の提出、仕事の引き継ぎと、最後まできちんと勤めましょう。

看護師の転職 具体的な方法は4つ!

情報収集や求人への応募など、看護師さんが転職活動するときの具体的な方法は、主に次の4つです。

【看護師の転職方法4つ】1)病院・施設ホームページで採用情報を探す、2)転職サービス(紹介会社)を利用する、3)求人サイトを利用する、4)ナースセンターやハローワークを利用する

それぞれのメリット・デメリットもあわせて紹介します。

病院・施設ホームページなどで採用情報を探す

病院や施設のホームページなどから直接、採用情報にアクセスして、個人で応募する方法です。

志望度が高いと評価してもらいやすい半面、求人探しや応募、面接対策、条件交渉など、すべて自分で行う必要があります。

ホームページからだけでは、人間関係や待遇などのリアルな情報は得にくいので、元同僚や先輩などが働いていれば紹介してもらうのも◎。ただし、「内定をもらったけれど辞退したい」というとき、少し気まずくなる可能性も。

メリット

  • 応募したい病院が決まっていれば効率的
  • 志望度が高いと評価してもらいやすい
  • 病院側は採用コストが抑えられる

デメリット

  • 応募したい病院が決まっていないと、情報収集が大変
  • 応募や面接の段取り、条件交渉などをすべて自分で行う必要がある
  • 職場の雰囲気などの具体的な情報が得にくい

転職サービス(紹介会社)を利用する

2つ目は、看護師向けの「転職サービス(紹介会社)」を利用する方法です。

転職サービスでは、看護師さん1人1人に担当のキャリアアドバイザー(エージェント)がつき、転職活動を全面的にサポートしてくれます。

たくさんある求人の中から自分の適性・条件に合う職場を探してくれるほか、履歴書の作成サポート面接でよく聞かれる質問への対策給料や休日などの条件交渉今の職場を円満に退職するためのアドバイスなども頼れます。

「初めての転職で1人では不安」「忙しくて転職活動の時間がとれない」という方におすすめの転職方法です。

一方、看護師向け転職サービスはたくさんあるだけに、中には求人・担当者・サポート体制の質が低いところも…。実際に転職サービスを利用した人の評判などを参考に選ぶと良いでしょう。

 

メリット

  • 求人情報の数・種類が豊富
  • 専任の担当者がつき、転職活動全般にサポートがある
  • 職場の雰囲気や待遇などのリアルな情報も詳しい

デメリット

  • 求人情報や担当者・サポートの質が低い会社もある
  • 担当者とのやりとりが必要
  • 地方の求人は少ない傾向も

求人サイトを利用する

3つ目は「求人サイト」を利用する方法です。

「転職サービス(紹介会社)」と似ていますが、求人サイトは担当のキャリアアドバイザーなどがつきません。サイト上にある豊富な求人情報の中から、自分のペースで応募できるので、気軽に転職活動を進められます看護師向けに特化した求人サイトなら探しやすさも◎。

ただし、応募先とのやり取りや条件交渉、履歴書作成、面接対策などは、自分で行う必要があります。また、求人によっては、職場の雰囲気といった具体的な記載がない場合もあるので、情報収集をしっかり行いましょう。

 

メリット

  • 豊富な求人を気軽に閲覧できる
  • 自分のペースで転職活動ができる
  • 転職活動に役立つノウハウ記事なども豊富

デメリット

  • 応募や面接の段取り、条件交渉などをすべて自分で行う必要がある
  • 履歴書作成や面接対策などのサポートがない
  • 職場の雰囲気などの具体的な情報が得にくい

4nナースセンター、ハローワークで探す

日本看護協会・都道府県看護協会が運営する「ナースセンター」、公的機関である「ハローワーク」で求人情報を探す方法です。

いずれも公的なサービスなので安心感があります。

ただし、求人数が少なく、希望条件に合った求人を探しにくい傾向があります。

また、さまざまな職種を扱うハローワークは、担当者が看護職に詳しくないことが多いでしょう。

 

メリット

  • 公的サービスの安心感がある
  • 小規模なクリニックや地方の求人情報が豊富
  • (ナースセンターの場合)担当者が看護師なので看護師目線のアドバイスがもらえる

デメリット

  • 民間の転職サービスに比べて履歴書作成や面接対策のサポートが薄い
  • 扱っている情報が少なく、条件に合った求人を探しにくい
  • 職場の雰囲気などの具体的な情報が得にくい

看護師の転職時に必要な情報収集について、くわしくは下記の記事で解説しています。こちらもあわせて参考にしてください。

「転職しようかな…」と思ったら

転職について考えている看護師のイラスト。

「そろそろ転職かな…」と意識し始めたら、具体的な転職活動に入る前に考えておきたいことがあります。

転職の目的と条件をはっきりさせよう

まずは「なぜ転職するのか(目的)」と「転職でかなえたいこと(条件)」をはっきりさせることが大切です。

ここが明確でないと、情報収集するときにも焦点が絞れず、ダラダラと求人を眺めることになってしまいます。

転職を考えるのは、今の仕事に何かしらの悩みやつらさ、物足りなさを抱えているときでしょう。例えば

  • 多忙な病棟で常に慌ただしく、身体的につらい
  • 職場の人間関係が悪い
  • 残業や夜勤が多く、休みが少ない
  • もっと給料の良い条件で働きたい
  • スキルアップしたい
  • 結婚・出産・育児と両立できる環境で働きたい

など、漠然とした「辞めたい気持ち」の背景にどんな理由・目的があるのか、自分の中で整理してみましょう。

なんのために転職するか」がはっきり見えれば、「それをかなえるために必要な条件」も自然と決まってくるはず。

勤務環境/待遇・給料/勤務地/病院・施設の種類/診療科など、希望の条件をいくつか挙げたうえで、優先順位をつけていきましょう

自分のキャリア・スキルを振り返る

次に、自分のキャリア・スキルを振り返ってみましょう。

転職活動では「自分はどんな人間か」「看護師として、どんなキャリア・スキルを積んできたか」を伝えなくてはいけません。

履歴書などの応募書類や面接など、アピールする機会が多くあります。

  • 看護師になった理由
  • これまでどんな経験を積んできたか
    (病棟・領域について/患者さん・疾患について/ケア・業務について/院内の役割について…など)
  • これまでの経験でどんな思いを持っているか、どんな看護がしたいか(看護観)
  • 身につけたスキル、資格

などを振り返ってみると、自分の長所や強みがわかり、自分に合った職場を探しやすくなります。

転職活動のスケジュールって、どう立てればいい?

転職活動のスケジュールをたてている看護師のイラスト

転職活動(情報収集~内定)に必要な期間は、およそ1~3カ月と言われています。

情報収集から早ければ1~2週間、長くても半年ほどで転職先を決めるケースが多いようです。

転職活動のスケジュールを立てるときは、まず退職・転職したい時期を設定し、そこから逆算して考えると良いでしょう。

また、看護師の求人は春~夏にかけて多くなるため、この時期に応募・面接のステップに進めると有利です。

ただし、気をつけたいのが、今の職場への退職の意思表示の時期

一般的には「退職日の1カ月前」が多いですが、看護師の場合、就業規則に「2カ月前に申し出ること」と書かれていることがあります。

「次の職場への入職日も決まっているのに、退職できない!!」ということがないように、転職活動を始める前に、就業規則などで確認しておきましょう。

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