クリニカルラダーってぶっちゃけ面倒…!これからもっと大変になるってホント?

クリニカルラダーとは、「ナースの能力開発・評価のシステム」の1つです。

看護師の面倒な業務といえば…、委員会・看護記録・研究、そして「クリニカルラダー」がよく挙げられています。

 

クリニカルラダーが導入されている医療機関は多いですが、これから「日本看護協会版」としてすべての施設で共通化されるのを知っていますか?

これにより、クリニカルラダーが今後さらに面倒になるかもしれません。

 

これ以上面倒になったら困る?

それとも、全施設共通の指標でナースのスキルを評価するべき?

あなたはどう思いますか?

 

看護師のクリニカルラダーとは? 指標を共通化した日本看護協会のねらい

 

 

クリニカルラダーって何?

看護師のクリニカルラダーは、「ナースの能力開発・評価のシステム」の1つです。

おもに大学病院など大規模医療機関で導入されています。

 

クライニカルラダーでは、ナースの実践能力を5つのレベルで評価します。

 

図1 クリニカルラダーの5つのレベル

看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版)実践例より作成)

 

クリニカルラダーを活用すると、看護師は自分の能力レベルを確認しながら臨床を行うことができます。

そのため、明確な目標のもとでスキルアップを目指せます。

 

活用の際は、このような手順を踏みます。

◆クリニカルラダー活用の例

1. 個人目標を設定する

2.目標に到達するために、課題をこなしたり、研修に参加する

3.レポートやテストにて到達度を図る

4.自己評価と他者評価のすり合わせを行う

※これらを1年間かけて行う

 

スキルアップのためとはいえ、ぶっちゃけ、やることは多いですよね…。

 

 

クリニカルラダーって面倒…?

 ナースからは、「ラダーは手がかかる」「ラダーで残業になる」「ラダーで給与決めるのには疑問が残る」などの声が聞かれます。

 

 「できればやりたくない…」という意見があるクリニカルラダーですが、今後、導入する施設を増やす方針です。

 

日本看護協会によると、2016年5月に発表した新しいラダーは、大規模医療機関だけでなく、高齢者介護施設・訪問看護でも活用されることを想定しています。

 

 

新しいラダーの狙い「共通化」とは何か?

新しいラダーは、看護実践能力を下記の4つに定義しています。

 

図2 看護実践能力の構成

(日本看護協会「看護師のクリニカルラダーの開発について」より作成)

 

ねらいは、「看護実践能力の指標を共通化すること」です。

 

これまで活用されていた施設ごとのラダーは、内容もレベルも施設ごとにばらばらでしたが、今後は、基準が統一されます。

 

 

図3 看護師のクリニカルラダーの将来的な方向性のイメージ

「看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版)」 活用のための手引き より引用)

 

新しいラダーのおもな狙いは2つです。

 

1.共通の指標で、在宅の看護人材育成を強化する

2.病院⇔在宅間の看護人材の流れをスムーズにする

 

日看協は、2025年の少子・超高齢・多死社会に向けて、在宅の人材確保を目指しています。

ラダーを共通化することで病院からの人の転職をスムーズにし、人材育成方法も底上げしようとしているのです。

 

 

なお、これまで自施設で使用してきたラダーは、「キャリアラダー」となります。

 

図4 クリニカルラダーとキャリアラダーの違い

※クリニカルラダーは看護実践能力を示す。

※キャリアラダーは専門的・管理的な能力を示し、認定・専門・特定看護師としての段階も含む。

「看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版)」 活用のための手引き より引用)

 

 

そのため、今までラダーを使用してきた人はラダーが変更になるかもしれません。

そして、ラダーを使用してこなかった人にも、導入される可能性があるのです。

 

 

クリニカルラダーの問題点と今後

ラダーの問題点については、「時間がとられる」というだけでなく、「中堅になると活用者が減る」「自己評価と他者評価に乖離がある」など多く指摘されています。

 

ラダーがさらに普及し、看護師の業務時間はさらに圧迫されるのか。

自施設の方針に注意が必要です。

 

(参考)

看護師のクリニカルラダーの開発(日本看護協会)

 

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