そのつぶやき、本当に大丈夫?看護師の情報漏洩レベルチェック

看護師は保助看法で守秘義務が課されています。

 

個人情報の持ち出しや紛失、盗難などの事件については「なんでそんなことになるの!?」「ありえない!」と思う看護師がほとんどでしょう。

 

しかし、思いがけない落とし穴はどこにでもあるもの。

 

それは「自分の個人情報」でも同じことです。私だったら絶対に漏れないと、根拠なく思ってはいませんか……?

 

よくある状況ごとに、あなたのセキュリティ意識をチェックしてみましょう。

 

それぞれ、どこがNGか分かりますか? 

 

シーン別・個人情報漏洩リスクレベルチェック

 

 

シーン1 病院近くの居酒屋で同僚と

仲のいい同僚と勤務帯が一緒で、勤務後「飲みに行こう!」となることもありますよね。

 

そのとき、こんな会話を繰り広げてはいませんか?

 

『糖尿で検査入院の◯◯さんいるじゃん、今日抜けだしてタバコ吸っててさ』

 

「え、けっこう大きい会社の部長とかいう人でしょ?」

 

『そう。インシデントレポート書けって言われたんだけど、再発防止策とか立てようなくない?』

 

「ないない、確信犯だもん。でもさ、私も△△さんの買い食いでインシデントレポート書かされたことあるよ」

 

『えー! あの人食べるなって言うと逆ギレして怒鳴るでしょ、止めようないよ!』

 

「みんな糖尿なのに何で入院してるかわかってないのかな」

 

NGポイントは?

 

・不特定多数の人がいる場所で個人情報を話している

・単独ではわからなくても、組み合わせると個人が特定できる情報を含んでいる

 

まず、不特定多数の人がいる場所で同僚と患者さんのことを話せばまわりのお客さんに聞こえてしまう可能性は十分。

 

さらに病院の近所の場合は、患者さんと身内や知り合いがいることも考えられます。

 

過去には、看護師がカフェで友人に患者さんの話をしていたら、偶然そばのテーブルに患者さんの親族がおり、それが元で勤務先を解雇になったという事例もあります。

 

また、「わからないように話せば大丈夫」という意識も要注意です。この会話に含まれている情報は、「病名・苗字・属性・性格」です。

 

これらは、単独では個人を特定できる情報ではありませんが、組み合わされば立派な個人情報になります。

 

家族や仲の良い友人との会話で、ついうっかり愚痴を漏らしてしまう、などということはありませんか?

 

また、同僚との内輪の話だとしても、居酒屋やカフェなど公共の場で話してしまうと、第三者に伝わる可能性が高くなります。

 

 

シーン2 気になる手技を病棟のパソコンで検索

病院で調べ物をする際、パソコンを使うことはよくあるかもしれません。

 

でもそのパソコン、本当に安全だといえますか?

 

・明日は初めての疾患の患者さんを担当するし、病棟のパソコンからネットで調べておさらいしとこう。このパソコン使いやすいから、院内会議の資料作りなんかでも皆使ってる。

 

・パソコンにログインするためのIDとパスワードは、誰かがデスクトップに付箋で貼ってくれたみたい。親切~♪

 

・なんか今日はパソコンの動きが遅いし変だけど、時間ないし相談するのも面倒だからこのまま使っちゃおう。

 

NGポイントは?

 

・機密情報・個人情報が入ったパソコンでインターネットに接続している

・ログイン情報を人目につくところに掲示している

・パソコンの不自然な動作を放置している

 

インターネットにつながっているパソコンを使う場合、もしウィルスやスパイウェアなどに感染すれば、その中に入っている情報が流出する危険性があります。

 

個人情報や機密情報を管理しているパソコンはインターネット接続できないようにしておくのがベターです。

 

また、パソコンやシステムにログインするための情報を誰でも見られる状態にしているのは、一見便利かのように見えますが、絶対にNGです。

 

アクセスできる人を限定するためのパスワードが誰でも見られるのでは、意味がありません。

 

特に病院は、職員だけでなく患者さんやご家族など、不特定多数の人が出入りします。悪意のある第三者が情報を盗み出すことは容易にできる環境だということを認識しておきましょう。

 

企業からの情報流出の最も大きなリスクは、職員のリテラシー不足と言われます。

 

もしもウィルス感染していたとしても、職員が「なんだか変だな」「大丈夫かな」と思ったときにすぐ報告・対応できれば、被害は最小限に留めることができます。

 

自分には関係ないと思うのではなく、職場のセキュリティがどうなっているかを確かめたり、もしも動作が遅くなった・画面が不自然・データが消えたなど不審なことがあれば、放置しないですぐにシステム担当者に相談したりするなど、職員のひとりとして意識を高く持つことが重要です。

 

 

シーン3 SNSで行動を報告する投稿

TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSの発達によって、コミュニケーションはぐっと気軽になりました。

 

皆さんの中にも、SNSのためにスマホを手放せないなんて人、いますよね?

 

ある看護師のTweetを抜き出してみました。この手の投稿をしている方、多いのではないでしょうか。

(1) 夜勤終わった! やっと寝れるー、なんか私のときって急変多くない…?

 

(2) 家の近所のお気に入りカフェ♪ 実は全メニュー制覇してる笑

 

(3) 家の窓からきれいな夕日♡ 明日から日勤連勤と思うとゆううつだけど、心が洗われた~

 

NGポイントは?

 

まず(1)のつぶやき。これで投稿主が看護師と推測できます。夜勤だけならさまざまな職業が該当しますが、「急変」となると看護師が候補になりますね。

 

さらに、今から寝ることを宣言しています。つまり、「これからしばらくは自宅にいる」ことがわかります。

 

(2)では写真に店名が見えることからカフェが特定でき、「家の近所」とあるので自宅の住所もある程度わかります。

 

そして(3)の家の窓から見える夕日の写真。(2)で自宅周辺が特定できていれば、住んでいる家や階数も特定できてしまいます。

 

1つひとつの内容は何気ないものですが、組み合わせると個人情報がモロバレ。生活パターンもわかってしまいそうです。

 

また、写真投稿で気にしなければならないのは位置情報です。

 

GPS機能搭載のスマホやデジカメで撮った写真には、「Exif」というデータが同時に保存されています。撮影時に位置情報をオフにしたり、撮影後にExifデータを削除したりしていなければ、撮影場所は簡単に特定できてしまいます。

 

Facebook、Twitterでは投稿時に自動でExif情報が削除されますが、利用しているSNSの設定を確かめてみることをオススメします。

 

SNSは便利なコミュニケーションツールとして気軽に利用している方も多いでしょう。

 

簡単に投稿できてしまうがゆえに、意識せず個人情報を公開してしまわないように注意してくださいね。

 

 

まとめ

いかがでしたか?「やっちゃってるかも」ということはありませんでしたか?

 

個人情報の流出は注意してもしきれるものではなく、情報の患者さんの情報も自分自身の情報も、保護には細心の注意を払わなくてはなりません。

 

情報保護の意識が薄れてしまわないよう、改めて日々の仕事や生活を振り返って確認してみましょう。

 

【看護roo!編集部】

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