ナースのお悩み処方箋【9】ミスでパニック!頭真っ白な自分が情けない

「経験したことがないんだから、パニックになって当たり前!」

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お悩み処方箋の第7回で「人はミスをするものだ」という内容のコラムを書きました。
その時に、『ミスをした時のことを考えて、それに備えることが肝要』だとも書きました。

でもね、実際にミスをしてしまった時っていうのは、今まで考えていた色々なことが全て吹き飛ぶんです。

「どうしよう」
「どうすればいい?」

これくらいの言葉しか思い浮かばず、冷や汗が出て、足がガクガク震えるだけです。
何かやろうかと思っても、何をどうすればいいのかわからない。
患者さんの名前を呼んでも、のどの粘膜が張り付いたようになって、声なんてまともに出てきません。

もう、パニックです。

でも、それが当たり前なんです。
目の前に起こった『大変なこと』は、今までやってきた簡単なイメトレなんて、一気に押し流してしまう嵐のようなもの。

経験のないことに触れて、頭が真っ白にならない人なんていません。
だからパニックになっている自分に更に焦ったり、何も思い浮かばない、動けない!なんて、自己嫌悪に陥る必要はないんです。
誰もが通る道なんですから。

とはいえ、だからって、パニックに陥って、立ち尽くしたままでいいというわけではありません。
私たちは、たとえ新人であろうとも、プロとしてこの場に存在しているわけなのですから。

じゃあ、どうすればいいか。

答えは簡単、『誰か他の人を呼ぶ』です。
パニックの場に別の人が入るだけで、空気が軽くなるような気がします。
同僚や先輩が「何やってんの!」「落ち着け!」と叱ってくれることが、パニックから脱するきっかけにもなるんですね。

パニックを脱したら、後はいつもの通りに動けます。
同僚や先輩が指示を出してくれますから。
今までイメージトレーニングをやっていたなら、その通りにも動けるようになります。

そうやって『修羅場』の経験を積んでいく内に、パニックに陥る頻度は減っていきます。
経験で、自分が鍛えられてゆくんですね。

最初は誰だって、経験したことがないことに恐怖心を抱きます。
初めての夜勤しかり、初めての急変しかり。

でも、あなたは一人じゃない。
呼べば必ず誰かが助けに来てくれるんです。

だから、安心していいんです。
経験しなきゃわからないこともある、むしろ、経験しなければわからないことだらけなのが現場なのですから。

ただし、万が一のことを想像してイメージトレーニングはしておきましょう。
一番最悪なのは、看護師がボケーッと突っ立っていること。
一刻一秒を争う現場で突っ立っていられるのは、他のスタッフ---特に、助けに来てくれた同僚や先輩の邪魔にしかなりません。

そして、あなたが先輩の立場になった時、パニックを起こした後輩を優しく諌めて、指導してあげられるようになれば、こんな素敵な恩返しはないと、私は思います。

 

 

 

 


 【岡田久美】 兵庫県出身。看護書籍の編集とゲームシナリオライターを本業に、フリーの看護師として活躍中。いつでもどこでもどんなところでも勤務できるオールマイティな看護師を目指し、これまでの勤務職場は病院、クリニックなど30以上。

著書に「看護師の流した涙」(ぶんか社)がある。

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