ナースの得意を職場に活かそう。「スキマコミュニケーション術」で、医師との関係を良好に

医師から看護師へ伝えたいこと【8】

「スキマコミュニケーション術」で医師との関係を良好に保つワザ

 

どんなシーンでも思いやることが大切

例えば、「何かお探しですか?」と気遣ったり、心身ともに疲労がたまっているときに一声かけるなどは、誰にとっても気持ちいいものです。

このように互いを少し気にかけることで両者の間に礼節が生まれ、過剰な要求や喧嘩の芽を摘むことにもなります。

 

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お互い忙しくしている中でも、医師と看護師の間に、このように良き人間関係を構築できていれば、患者さんの情報もうまく共有できるようになり、ミスや見落としの低下にもつながるでしょう。つまりそれは、間接的に患者さんにとってのメリットにもつながるのです。

 

実際に患者さんと接する時間の長い看護師からの情報は、医師にとって必要不可欠。そのキャッチボールを看護師さんからも医師からもお互いにうまくやっていけることがチーム医療の礎となるでしょう。どんな場面でもそうですが、これらのことはお互いに自然とできることが望ましいですね。

 

話題のきっかけを探し、会話のキャッチボールを

何か話のきっかけになること(ニュースのネタ、スキャンダルのネタ、業界のネタ、相手が好きな趣味のネタ、仕事上の些細なことでも会話になるきっかけとなるネタなど)を、できればゆっくりとした口調で、かつ話が短文で終わってしまわないようにうまくキャッチボールできるよう話されるとよいと思います。

 

例えば、外来が始まる前に「今日は○○さん、いつもより早く来られています。何か雰囲気も違うみたいですね…」とぱっと教えてくださると、些細なことですが医師としてはありがたい、貴重な情報となります。(診察する前に、心構えといくつかの準備が出来ます)

 

一方、気を使いすぎてしまうと、両者の間に遠慮が生まれてしまい、意思疎通がしにくくなります。
日ごろから軽い冗談が互いに話せるくらいの関係性を築くことも理想かもしれないですね。

 

 

これまで比較的封建制度が根強く残ってきていた医療現場ですが、徐々に風通しは良くなってきているように思います。互いの意思疎通をよくすることで仕事がスムーズにいくだけでなく医療事故の減少につながればこの上ないことですね。

 

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