《看護観》患者さんからの忘れられない言葉|看護師の本音アンケート

看護師人生の中で、ずっと忘れられない患者さんからの言葉。

 

みなさんにもありますか? じんわり心が温まるエピソードが集まりました✨️

 

イラスト/なんちゃってなーす(看護師)

文・編集/看護roo!編集部 小園知恵(看護師)

 

忘れられない患者さんからの言葉はある? ある:77% ない:19% その他:4%

看護roo!アンケートより

 

 

「あなたは、いい看護師になるよ」

「あなたは、いい看護師になるよ」

  • 実習ではじめて受け持った患者さんを、3年生最後の実習で受け持ったことがありました。患者さんも覚えてくださっていて、久しぶりに会った瞬間は「1年生だった〇〇さん!!」と声をかけてくれました。
    1年生のときはとにかくアセスメントも技術も自信がなく、指導者さんからももちろん怒られました。打たれ弱くて毎日泣いていたこともあり、目を腫らした私を「大丈夫!私、丈夫だから!」と、患者さんが心配するほどの不出来っぷりでした。
    難病指定の病気で進行しており、自分なりに精一杯向き合いました。毎日怒られて凹んだこともありましたが、2年間の成長を見てもらいたい気持ちも強かったことを覚えています。
    最終日の挨拶のとき、
    「あなたに会えて良かった。そして、すごく成長していて、毎日がとても嬉しかったの。立派で優しい看護師さんになれるよ。私が保証する」
    と言葉を頂き、大号泣してしまいまいた。

    一緒にいた先生が「看護はこれだから辞められないの!これがあるから、私たちは生きていける。今流行りの"沼"ね!」といい笑顔で言ってくださったことも忘れられません(おにぎりさん)

 

患者さんが回復していく姿を見守ることはあっても、「看護師として(学生時代も含めて)成長していく姿はなかなか見守ってもらえるものではないですよね。

 

こんなに嬉しい瞬間、滅多にないだろうな~と、想像するだけでジーーーン😢

 

だから看護師を続けられる。看護師として生きていける。読んでいるこちらまでパワーが満ちる~!

 

だから看護が好きなんだなァ。
 

 

患者さんの“最期”の言葉

患者さんの“最期”の言葉

  • 看護師2~3年目の頃の患者さん。肺癌ターミナル期で「最期に大好きなタバコを吸いたい」と。勤務の日は病院の外に付き添って行き、いろんな話をしました。
    「あなたに会えて、良いか悪いかは別として、最高の人生を送れました」と言ってもらえました。10年経っても思い出すし、その度に寄り添った看護をしようと省みることができて、これからも忘れず大切にしていきたい言葉です。(miwaさん)

  • 【あした休みかい。世話になったね。あんたには今日で会えなくなると思うからお礼言っておくよ。ありがとね~】
    「何言ってんの~。明後日また会えるよ~」といっても、さみしそうな顔。休み明けで出勤したら、急変してお亡くなりになっていた。
    (蒼空さん)

 

命の終わりを見届けることもしばしばある現場。

 

少しでも気持ちよく送り出せたんだろうか。少しでも安らかに、良い人生だったと思えるように看護ができたんだろうか――。

 

いつが最期になるかわからないことも多いから、ひとつひとつのコミュニケーションを大事にしなきゃ…と、改めて背筋が伸びる思いです。
 

 

いつだって背中を押してくれる!

いつだって背中を押してくれる!

  • 「もっと若いうちに勉強しておけばよかったの。あなたも若いんだからやってみなさい」
    認知機能が低下していてあまり意思疎通ができなかったのに、その時だけははっきりとそうおっしゃっていました。ちょうど進路に迷っていたので、転職活動をはじめる後押しになりました。
    (りりりさん)

  • 脳神経病棟にいたとき、「時間かかってもいいから、できることは自分でしましょう」(もちろんすぐ手が出せるところで見守り)のスタンスでいたら、「あの子は何もしてくれない」と言われたことがありました。
    でも、とある患者さんが「あなたはおべんちゃら言わないし、私を信じて待ってくれるから信頼してる」と言ってくれてました。看護観にも影響した出来事です。
    (琴音さん)

 

思い出すたびに背中をぽんっと押してもらえる言葉も。

 

進路に迷ったり、自分がやっていることが本当に合っているのかわからなくなったりすることもあるけど……。

 

いつだってあの頃の気持ちに戻れる、勇気の出る言葉ですね✨️
 

 

気づきをもらえた瞬間

気づきをもらえた瞬間

  • 1週間放置されてた患者さんに洗髪をしたら、「生きてますね」って言われたこと。忘れられない。(まるさん)

  • 「病院の人達にとっては患者の1人でも、私達にとっては大事な家族なんです」(ひなさん)

  • 満足のいく看取りができたとき。ご家族に「死ぬのが怖くなくなったよ」と言われた。(命短し恋せよ乙女さん)

 

入院前に当たり前にあった自由が、病院では制限されることがほとんど。

 

たくさんの患者さんを受け持っているとついついマヒしちゃう感覚があるけど、1対1で向き合うことって本当に大事だと気付かされます。

 

それが患者さんのためだけでなく、支えている家族のケアになっていることも、忘れたくないな~と思います。
 

 

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