最終更新日 2018/06/06

BCG

BCGとは・・・

BCG(びーしーじー)は、結核予防のためのウシ型結核菌を用いた弱毒化生ワクチンである。
日本では生後1年までのBCGワクチン定期接種が定められており、標準的な接種期間としては5~8か月とされる。上腕外側のほぼ中央部に接種し、それ以外の場所への接種は法律上認められていない。また肩の部分への接種は、ケロイド形成の原因となるとの報告がある。

副反応としては、リンパ節の腫れや局所・全身の皮膚症状等の報告があるが、BCGは世界中で古くから使用されてきたワクチンであり、重大な副反応報告はまれである。通常ワクチン接種後から2週間程度で針の痕に一致した発赤や硬結が生じ、その後化膿してかさぶたを作ることがある。接種後5~6週間で最も強く現れ通常自然軽快していくが、数か月症状が持続する場合や、潰瘍形成してしまった場合には、医療機関受診が必要である。その他重症な副反応としては骨髄炎や全身のBCG感染の報告がある。

2005年まではBCG接種前にツベルクリン反応検査を施行して陰性の児に接種することが一般的であったが、接種推奨年齢が乳児期となり結核感染率も極めて稀になったため、現在は不要とされている。

執筆: 畑 菜摘

兵庫県立尼崎総合医療センター ER総合診療科 救命救急センター

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