最終更新日 2018/07/12

CT検査

CT検査とは・・・

CT検査(しーてぃーけんさ)とは、コンピューター断層撮影(Computed Tomography)検査の略で、X線を用いた画像検査の一種である。

身体の組織や臓器は、それぞれにX線の透過性が異なるため、検出器に届くX線量にも差が生じる。CT検査では、X線を被験者の周囲360度を回転しながら照射して、身体を透過したX線量をデータとし、コンピューターで処理することによって身体の断面画像を得ることができる。
発明当初のCT検査装置は、検出器1つでX線を検知し、1回転で1スライスの断面画像の撮影に限られていた。その後、検出器の多列化が進み、現在の最新装置は検出器320列のマルチスライスCTが実用化され、より短時間で広範囲の撮影が可能となった。

CT画像において、X線の透過性をもとにした画像の濃淡は「CT値」で表現する。CT値の単位はハンスフィールドユニット(HU)といい、空気を-1000HU、水を0HUとするように定められている。CT値に基づいて、画像上では空気は黒く、水や脂肪・軟部組織は灰色、骨や・金属などは白く表現される。

CT検査では、薬剤を使用せずに行う検査を単純検査、静脈路よりヨード造影剤を投与しながら行う検査を造影検査と呼ぶ。造影剤を用いることで、臓器の血流や血管の情報を得やすくなり、より詳細な評価が可能となる。一方で、造影剤によって腎機能障害や稀にアレルギー反応をおこすこともあるので、注意が必要である。

その他、生体機能を検査する医学検査のPET(ポジトロン断層撮影)検査やSPECT(単一光子放射断層撮影)検査と併せて、形態学的検査と生体機能を同時に検査する、PET-CT、SPECT-CTなども行われる。

執筆: 栗林真悠

神戸市立医療センター中央市民病院 救命救急センター 救命救急センター

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