最終更新日 2018/03/29

ストライダー

ストライダーとは・・・

ストライダー(すとらいだー、stridor)とは、喉頭や中枢側の気管支の狭窄や閉塞により生じる、連続性ラ音の一つである。「グーグー」や「ゼーゼー」など低調な音が吸気相に聞こえるのが特徴である。

■連続性ラ音とは
ある一定時間以上持続するラ音のことである。気道の狭窄により生じると考えられている。狭窄の程度により音の高さが決まり、狭ければ狭いほど音は高くなる。ストライダーのほかにも、喘息の時に聴取される高調な音(ウィーズ、wheeze)も連続性ラ音の1つである。

■ストライダーを呈する病態
ストライダーは比較的太い気道(喉頭や気管、中枢側気管支などの上気道)の狭窄で生じる。よくあるものとしては、上気道にとどまる粘稠(ねんちゅう)な喀痰(かくたん)による気道狭窄が挙げられる。そして、緊急性の高いものとしては、アナフィラキシーや気道異物、腫瘍性病変による気道狭窄が挙げられる。ストライダーが聴取される病態は重篤な疾患である場合があり、注意すべきである。

執筆: 野浪 豪

神戸市立医療センター中央市民病院 麻酔科 救命救急センター

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