最終更新日 2019/07/29

ウォッシュクロス

ウォッシュクロスとは・・・

ウォッシュクロス(ウォッシュクロス)とは、寝たきりなどで入浴できない患者に清拭をするときに使用する物品の一つで、清拭タオルともいう。
使用方法は、清拭時にウォッシュクロスを約50℃の湯の中ですすぎ、かたく絞った後、手に巻きつけ、石鹸を泡立てて患者の身体を拭き、汚れを落とす。石鹸清拭を行う際の必需品。
患者の清潔を保ち、爽快感を与えるため、また、高齢者など皮膚の脆弱な患者の皮膚トラブルの原因とならないよう、大きさや厚さ、柔らかさなどが重要なポイントになる。

■概要
・大きさ…通常30cm~40cmぐらいでフェイスタオルより小さく、手に巻きつけられるサイズ。
・厚さ…皮膚に接触する部分には、充分な厚みをもたせることが重要である。また手のひら全体を使って適度な圧と速度で拭くことにより、皮膚に付着している汚れを落とすことが可能になる。
・柔らかさ…コットンなどの肌さわりのよい素材のものが最適である。

■ウォッシュクロスの持ち方
①ウォッシクロスの上端の1/3部分で、聞き手の親指以外を包む。
②下端の1/3部分を上端に折り込む。

■ポイント
・しわを作らず、端が出ないようにしっかり折り込む。端が出ていてその部分が患者に触れると、不快なさわり心地になってしまうため。
・湯の中ですすいで、かたく絞った後は、温度の低下を防ぐために素早く手に巻き込む。
・手に巻き込まないで、端が出ないように折りたたんで使用することもある。

執筆: 永澤成人

東京慈恵会医科大学医学部 看護学科老年看護学助教

SNSシェア

この単語に関連する記事

用語辞典トップへ