最終更新日 2019/10/24

卵管疎通性検査

卵管疎通性検査とは・・・

卵管疎通性検査(らんかんそつうせいけんさ)とは、卵管の異常を調べるための検査法である。主に、不妊治療の一環として行われる。卵管の通りが悪ければ、卵子や受精卵、精子がスムーズに移動できなくなり、妊娠が難しくなる。そうした状態が起こっていないかどうかを調べる検査である。仮に癒着があっても、この検査によって卵管の通りがよくなり、検査後に妊娠しやすくなることもある。
 
【目的】
癒着や閉塞などの卵管異常の検査および変形、奇形、ポリープ、筋腫など子宮の異常を調べるために行われる。
 
【検査の種類】
・卵管造影法
子宮口からゆっくりと造影剤を注入し、卵管の状態を確認する。造影剤の注入直後と24時間後にそれぞれX線写真を撮り、造影剤の変化を調べることで卵管の状態を把握する。不妊症治療の検査においては、基本的な検査の一つである。
 
・卵管通気法
造影剤の代わりに炭酸ガスを用いて卵管の状態を確認する。ガスの圧力変化を記録することで、癒着や変形の有無を調べることができる。造影法よりも短時間で行えるメリットがある。
 
・卵管通水法
造影剤の代わりに生理食塩水を用いて卵管の状態を確認する。この際に、食塩水などに色素をつけることもある。造影法や通気法と異なり、左右どちらかのみ異常があった場合や、左右で異なる異常があった場合の判別が難しいため、通常は他の検査と併用して行われる。

 

引用参考文献
1)末岡浩.機能的疾患.系統看護学講座 女性生殖器.第14版,医学書院,2016,179-182.(ISBN9784260021845)

執筆: 永澤成人

東京慈恵会医科大学医学部 看護学科老年看護学助教 救命救急センター

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