最終更新日 2019/10/24

後陣痛

後陣痛 とは・・・

後陣痛(こうじんつう)とは、分娩後、子宮が急速に元の大きさに戻ろうと収縮する時の痛みのことである。通常は、分娩当日から翌日から2~3日間続き、痛みが強いと日常生活にも支障をきたす。
 
【後陣痛が増強する要因】
・経産婦
授乳などで乳頭が刺激される(オキシトシンの分泌亢進
・子宮収縮薬の投与
 
【治療】
子宮収縮薬が投与されている場合には、子宮収縮を確認して投与の中止を医師に相談する。さらに後陣痛が続く場合には、鎮痛薬の使用を褥婦に説明したうえで、医師の処方を受ける。

 

引用参考文献
1)工藤美子.褥婦と家族の看護.系統看護学講座 母性看護学2 母性看護学各論.第13版,医学書院,2016,340.(ISBN9784260021791)

執筆: 永澤成人

東京慈恵会医科大学医学部 看護学科老年看護学助教

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