最終更新日 2019/07/29

アサーティブ

アサーティブとは・・・

アサーティブ(あさーてぃぶ)とは、自分の要求や意見を、相手の権利を侵害することなく、誠実に、率直に、対等に表現することである。英表記は、assertive。アサーティブネス(assertiveness)や、アサーション(assertion)と呼ばれることもある。
派生語としては、アサーティブ・コミュニケーションや、アサーティブ・トレーニングなどが挙げられる。

アサーティブの考え方は、1950年代のアメリカで心理療法のひとつとして取り入れられ、人権擁護の思想や運動を土台として発展した。
日本においても、全国各地の自治体や男女共同参画センター、病院内のスタッフ研修、企業の社員研修などの様々な分野で広く活用されている。

【医療現場において】
特に「チーム医療」が重要な医療現場においては、以下の点などからアサーティブが重要視されている。

・チーム医療の中で適切な主張の仕方が身につく。
・看護師やソーシャルワーカーなど、価値観や立場の違う同僚と率直・対等にコミュニケーションを取ることができる。
・上記の結果、チーム医療としての機能が向上し、利用者へのよりよいサービス提供ができる。

執筆: 永澤成人

東京慈恵会医科大学医学部 看護学科老年看護学助教

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