最終更新日 2018/05/28

子宮筋腫

子宮筋腫とは・・・

子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)は、子宮筋層を構成する平滑筋に発生する良性腫瘍(平滑筋腫)で、増大にはエストロゲンが関与する。婦人科疾患の中で最も多く、生殖年齢の4~5人に1人の割合で発生する。症状として過多月経や不正性器出血、月経困難症、不妊等がある。

【分類】
筋腫の発育方向によって、粘膜下筋腫、筋層内筋腫、漿膜下筋腫の3種類に分類される。
・粘膜下筋腫(5~10%)
筋腫が子宮内膜直下に発生し、子宮腔内に向けて発育する。過多月経や不正性器出血等の症状が最も強い。
・筋層内筋腫(70%)
筋腫が筋層内で発育するもので多発しやすい。
・漿膜下筋腫(10~20%)
筋腫が子宮漿膜直下に発生する。無症状の場合が多いが茎捻転を起こす可能性がある。

診断検査としては超音波やMRI、子宮鏡(ヒステロスコピー)がある。
子宮筋腫の約半数は無症状で経過し、通常閉経後は縮小する。症状が強い場合や大きくなる速度が速い場合、悪性の可能性がある場合には手術を行う。また手術以外の治療方法としては、薬物療法(GnRHアゴニスト)がある。

執筆: 畑 菜摘

兵庫県立尼崎総合医療センター ER総合診療科 救命救急センター

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