最終更新日 2019/08/30

持続的関節他動訓練器

持続的関節他動訓練器とは・・・

持続的関節他動訓練器(じぞくてきかんせつたどうくんれんき)とは、関節における、リハビリに利用される器械である。CPM(Continuous Passive Motion)とも言う。
主に、人工膝関節置換術や人工股関節置換術、膝靭帯再建術、膝関節授動術、大腿骨骨折術といった手術後における、膝のリハビリに用いられる。CPMで曲げる角度や速度、時間を設定し、荷重をかけずに関節の屈伸運動を行うことができる。始めは、可動域は小さくし、速度はゆっくり行い、回復の状況に合わせて、可動域と速度を変えていく。手術後1~3日間程度、持続的関節他動訓練器を使用した関節の訓練を行い、段階的に、筋肉、歩行のリハビリへと移っていく。

【持続的関節他動訓練器の種類】
■膝用CPM
■肩用CPM
■肘用CPM
■手指・手首用CPM

執筆: 永澤成人

東京慈恵会医科大学医学部 看護学科老年看護学助教

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