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2016年04月18日

毒薬・劇薬・麻薬の管理


【監修】

山本君子(杏林大学保健学部看護学科看護学専攻 教授)

 

【執筆】

市川砂織(杏林大学保健学部看護学科看護学専攻 助教)

監修者・執筆者・監修大学についての詳細

 

「毒薬・劇薬・⿇薬の管理」の目的

●毒薬・劇薬・麻薬を正しく取り扱い、薬剤の紛失や盗難を防ぐ
●正しい管理により、医療事故が予防できる

 

「毒薬・劇薬・⿇薬の管理」の必要物品

  • 麻薬処方箋
  • 麻薬表施用伝票
  • 麻薬指示書
  • 生理食塩水
  • 手袋
  • 針捨て容器
  • 消毒液
  • 消毒綿
  • シリンジ
  • 注射針
  • 麻薬アンプル
  • シリンジキャップ
  • 筆記用具(ボールペン・赤ペン)

 

毒薬・劇薬・麻薬の取り扱いについて

麻薬の取り扱いは「麻薬および向精神薬取締法」によって施用や管理について定められている。都道府県知事から免許を受けた麻薬施用者のみが「麻薬処方箋」を交付することができる

 

毒薬・劇薬・麻薬の表示

毒薬・劇薬・⿇薬にはそれそれ決まったラベルが貼られている

  • 毒薬:黒地に白枠、白文字で「毒」と書かれている

 

  • 劇薬:白地に赤枠、赤文字で「劇」と書かれている

 

  • 麻薬:形は丸で「麻」と書かれている

 

麻薬の保管について

●麻薬の紛失・盗難に最も注意が必要

●鍵のかかる堅固な保管庫を使用する

●麻薬保管庫は、出し入れ時以外はかならず施錠する

●麻薬保管庫から麻薬を取り出す際は、指示書の照合しながら6Rを必ず確認し、ダブルチェックもかかさず行う

 

■誤薬防止のため6R(Right)

  • 正しい患者(氏名、部屋番号など):Right Patient
  • 正しい薬剤:Right Drug
  • 正しい量:Right Dose
  • 正しい方法:Right Route
  • 正しい時間:Right Time
  • 正しい目的:Right Purpose

 

●注射薬の準備後、ダブルチェックで6Rを確認する

●薬液があまった場合は、麻薬施用伝票とともに保管する

●あまった薬剤は破棄しないように注意する

●点滴ボトルに混注した場合、患者さんの名前の下に赤線を入れ、混注されていることがわかるようにする

 


【引用・参考文献】

(1)日本緩和医療学会(編集):がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン2014年版.金原出版,東京,2014.
(2)厚生労働省医薬品食品局:医療用麻薬適正使用ガイダンス.(2016/02/04アクセス)
(3)医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律

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今日の看護クイズ 挑戦者4102

以下の選択肢は、認知症のある入院患者さんへの対応について説明したものです。治療環境の視点から、最も正しいものはどれでしょうか?

  • 1.自宅では薬カレンダーを使用して内服の自己管理をしていたが、入院となったので看護師管理とした。
  • 2.点滴を抜去してしまうので、両手を抑制した。
  • 3.膀胱留置カテーテル管理中だが、尿意を訴えるので「おしっこは管が入っていますからトイレには行かないようにしてください」と説明だけした。
  • 4.治療上、医師よりベッド上で安静の指示があった。長時間の臥床になるため、適宜、体位を調節するようにした。
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