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2017年11月13日

間脳はどんな役割を果たしているの?

解剖生理Q&A

『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。
今回は「間脳」に関するQ&Aです。

山田幸宏
昭和伊南総合病院健診センター長

 

間脳(かんのう)はどんな役割を果たしているの?

大脳の深部に位置しているのが間脳です。間脳は、視床、視床下部などから成り立っています。左右の視床に挟まれて松果体(しょうかたい)があり、視床下部からは下垂体が延びています。

脳の構造

 

視床は感覚系の神経を中継する所です。嗅覚以外の神経線維はすべて、視床を通って大脳皮質の各中枢に向かっています。視床は感覚情報の中継所ですので、快・不快程度であれば認識できますが、もっと細かな判断は大脳皮質の感覚野で行われます。 

視床下部は、自律神経や内分泌の中枢として機能しています。全身からの感覚情報、自律神経の情報、ホメオスタシス(恒常性)の情報などが集中し、生体のすべての細胞が最適な環境に置かれるように、自律神経やホルモンを介してコントロールしています。また、食欲、性欲、疼痛、口渇(こうかつ)などの中枢もここにあります。

 

MEMO松果体(しょうかたい)

内分泌器官の1つで、視覚刺激によって体内時計の役割を果たしています。サーカディアンリズム(概日リズム)を調節するメラトニンというホルモンを分泌しています。

 

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

[出典] 『看護のためのからだの正常・異常ガイドブック』 (監修)山田幸宏/2016年2月刊行/ サイオ出版

参考文献

著作権について

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