1. 看護roo!>
  2. 看護・ケア>
  3. 根拠から学ぶ基礎看護技術>
  4. 採血部位は前腕を多く用いるのはなぜ?

2018年05月12日

採血部位は前腕を多く用いるのはなぜ?

看護技術Q&A

『根拠から学ぶ基礎看護技術』より転載。
今回は採血の手順に関するQ&Aです。

採血部位は前腕を多く用いるのはなぜ?

肘窩の皮静脈は腕まくりをすれば簡単に露出でき、また比較的太い静脈で、表面の皮膚がやわらかく刺しやすいためです。

〈目次〉

採血しやすい静脈は

皮膚のすぐ下の皮下組織中を走る静脈を皮静脈とよびます。肘窩(前腕)の皮静脈は腕まくりをすれば簡単に露出でき、比較的太い静脈です。深在性の静脈のように動脈と並走していないため、安全に採血できます。しかも表面の皮膚がやわらかいため刺しやすく、また皮膚から透かして見えるため、静脈採血には最適とされています。

 

採血に用いられる静脈は

前腕屈側部には、橈側皮静脈前腕正中皮静脈尺側皮静脈が走っていますが、これらは肘窩で肘正中皮静脈により互いにくっつきあっています。この吻合形式には人によりかなりの相違がありますが、一般に最も採血しやすいのは尺側正中皮静脈で、ついで橈側前腕皮静脈、側皮静脈などです(図1)。

図1採血しやすい皮静脈

採血しやすい皮静脈

なお、橈側正中皮静脈の付近には、かなり太い神経が走っているため、この静脈を狙って深く刺し過ぎると、誤って神経を刺し、手先まで響くような痛みを訴えることがあるので注意を要します。

 

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

[出典]『新訂版 根拠から学ぶ基礎看護技術』編著 江口正信/2015年3月刊行

根拠から学ぶ基礎看護技術

引用・参考文献

著作権について

この連載

もっと見る

関連記事

いちおし記事

禁断の呪文

夜勤終わり、ついつい唱えてしまう禁断の呪文とは? [ 記事を読む ]

PEGカテーテルの交換

PEGカテーテル交換時には腹腔内誤挿入に注意が必要です。ナースが知っておきたい介助・観察ポイントは? [ 記事を読む ]

人気トピック

もっと見る

看護師みんなのアンケート

患者さんが亡くなってしまったとき、心をどんなふうにケアしてる?

投票数:
834
実施期間:
2018年07月24日 2018年08月21日

「モンスター患者」いますか?

投票数:
767
実施期間:
2018年07月31日 2018年08月21日

今年の猛暑、勤務中に困ったことは?

投票数:
1034
実施期間:
2018年08月03日 2018年08月24日

「これで救急車呼んだの?!」な患者さん、経験ある?

投票数:
747
実施期間:
2018年08月02日 2018年08月24日

「これじゃ寝られない…」ヤバい仮眠室おしえて! 

投票数:
790
実施期間:
2018年08月10日 2018年08月31日

あなたの周りの最短退職者の記録教えて!

投票数:
627
実施期間:
2018年08月14日 2018年09月04日
もっと見る

今日の看護クイズ 挑戦者165

68歳女性。今まで排尿で困ったことはありませんでした。ADLは自立しています。1カ月前に広汎子宮全摘術リンパ節郭清を施行しました。術後7日目に、尿道留置カテーテルを抜去した後から自排尿がほとんどなく、1日5回のCIC(清潔間欠自己導尿)を導入しました。自力で導尿が行えるようになり、一度退院となりましたが、今回、追加化学療法を目的に再入院されました。最近の排尿状態については、「少し自分でも尿が出せるようになりました。尿が出るときは知らずに出ているので、尿取りパッドをつけています。尿が出るようになったので、導尿の回数は1日3回にしています」、「1回の導尿で500~600mLの排尿があります」とのことでした。この患者さんの尿失禁分類とCICに関するアドバイスとして、最も適切なものは次のうちどれでしょうか?

  • 1.尿漏れは溢流性尿失禁の状態であり、CICの回数は3回/日のままで良いので、水分摂取を控えるよう指導する。
  • 2.尿漏れは切迫性尿失禁の状態であり、CICの回数は3回/日のままで良いので、リハビリパンツの使用を促す。
  • 3.尿漏れは溢流性尿失禁の状態であり、CICの回数を5回/日に戻し、水分摂取を控えるよう指導する。
  • 4.尿漏れは切迫性尿失禁の状態であり、CICの回数を5回/日に戻し、水分摂取を現在の1.5倍に増やすよう指導する。
今日のクイズに挑戦!