小児の酸素療法ーベンチュリー機能付き加湿器
『新訂第2版 写真でわかる小児看護技術 アドバンス』（インターメディカ）より転載。一部改変。
今回はベンチュリー機能付き加湿器について解説します。
佐々木祥子
東京都看護協会／小児看護専門看護師
ベンチュリー機能付き加湿器
ベンチュリー機能付き加湿器（図1、図2）は、Venturi効果（酸素が細い管から噴出してジェット気流になり、周囲の空気を吸い込む）を利用して酸素濃度を調節するとともに、加湿・加温を行う。
図1 ベンチュリー機能付き加湿器
❶滅菌水入りボトルに、酸素用フローメーター、ネブライザーアダプター、ヒーターを接続する。
蛇管→ウォータートラップ→蛇管→フェイスマスクの順に接続。
本体の蛇管差込口に接続する。
❷酸素用フローメーターを中央配管の差込口に挿入し、酸素を流す。
❸フェイスマスクを患児に装着し、ウォータートラップの位置、向きに注意して設置する。
図2 酸素濃度と湿度を調整する
POINT
■水滴が蛇管内にとどまらず、ウォータートラップ内にたまるよう、設置する（図4）
■蛇管をひもでベッド柵などに固定し、ウォータートラップの下部に水がたまるようにする。
図4 ウォータートラップ
本連載は株式会社インターメディカの提供により掲載しています。
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［出典］ 『新訂第2版 写真でわかる小児看護技術 アドバンス』 監修 山元恵子／編著 佐々木祥子／2022年7月刊行／ インターメディカ
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