患者に与薬の必要性について説明するのはなぜ?|与薬
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『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。
今回は経口与薬とその他の与薬法に関するQ&Aです。
大川美千代
群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授
患者に与薬の必要性について説明するのはなぜ?
注射以外の与薬(よやく)には、経口与薬と非経口与薬があります。患者に与薬の目的、必要性、服用時間、方法、副作用などを説明するのは、患者の協力を得るためと、薬に対する不安を軽減するためです。
説明は、できるだけ具体的に、わかりやすく行わなければなりません。患者の同意を得たうえで治療を行うというインフォームド・コンセントの考え方は、与薬にも適用されます。
与薬における看護師の役割は、薬物の管理、服薬の援助、与薬前後の患者の観察などです。
患者の服薬を援助する意味でも、薬に関する正確な知識をもつ必要があります。
memoコンプライアンスとアドヒアランス
コンプライアンスは、承諾(しょうだく)、応諾(おうだく)、服従などの意味があり、薬物療法においては「患者が医師の指示どおりに薬を内服すること」を意味します。
これに対して、現在重要とされているアドヒアランスは、「患者が治療法の決定から実行に至るまで、医療者とともに能動的にかかわること」を意味します。薬物療法を進めるには、患者自ら納得した治療内容に沿って積極的に服薬を継続することが大切となります。
※編集部注※
当記事は、2020年10月25日に公開した記事を、第2版の内容に合わせ、更新したものです。
本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。
[出典] 『看護技術のなぜ?ガイドブック』 (監修)大川美千代/2024年7月刊行/ サイオ出版



