「ランゲルハンス島」というのはなぜ?

『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。
今回は「ランゲルハンス島」に関するQ&Aです。

 

山田幸宏
昭和伊南総合病院健診センター長

 

ランゲルハンス島というのはなぜ?

膵臓にある内分泌器官をランゲルハンス島といいますが、なぜこのような名前がついたのでしょう。

 

その理由は、消化液を分泌する外分泌器官のなかに、まるで海にたくさんの島が浮かんでいるように内分泌器官が散在しているからです。

 

ランゲルハンスという名前は、この内分泌器官を発見したドイツの病理学者に由来しています。ランゲルハンス島から分泌されるインスリンは、ラテン語で島を意味するインスーラに、化学物質を表す接尾語inをつけたものです。

 

ランゲルハンス島の1個の直径は0.1mmほどで、全部で100万個あります。ランゲルハンス島には、グルカゴンを分泌するA(α)細胞、インスリンを分泌するB(β)細胞、ソマトスタチンを分泌するD細胞があり、B(β)細胞が75〜80%を占めます。

 

インスリンとグルカゴンは互いに反対の作用を持ち、拮抗ホルモンと呼ばれています。

 

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本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

 

[出典] 『看護のためのからだの正常・異常ガイドブック』 (監修)山田幸宏/2016年2月刊行/ サイオ出版

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