同化作用って具体的にはどういうこと?

『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。
今回は「同化作用」に関するQ&Aです。

 

山田幸宏
昭和伊南総合病院健診センター長

 

同化作用って具体的にはどういうこと?

例えば、消化によって体内に吸収されたアミノ酸からタンパク質を作り出すように、低分子の物質から高分子の物質を合成する反応のことを同化作用といいます。

 

こうした化学反応によって、体内で必要とされる物質が生成され、筋肉、臓器、血液ホルモン、免疫グロブリンなど、体の成分を構成する物質に作り変えられていきます。グリコーゲンや脂肪として筋肉の一部に蓄えることも、同化作用の一種です。

 

MEMOアミノ酸

アミノ酸はタンパク質の構成要素で、20種類あります。そのうち、体内で合成できず、食物から摂取しなければならないアミノ酸を、必須アミノ酸といいます。

 

必須アミノ酸はイソロイシン、ロイシン、バリン、メチオニン、リシン、フェニルアラニン、スレオニン、トリプトファン、ヒスチジンの9種です。

 

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本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

 

[出典] 『看護のためのからだの正常・異常ガイドブック』 (監修)山田幸宏/2016年2月刊行/ サイオ出版

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