下部消化管|からだずかん【30】

『ゆるっとポップな解剖生理学 からだずかん』(KADOKAWA)より転載、Web掲載にあたり一部改変。
内容は書籍刊行当時のもの。
今回は3章『消化器系』より、「下部消化管」について解説します。

 

著:角野ふち
 

下部消化管<Lower gastrointestinal tract>

下部消化管(かぶしょうかかん)とは、小腸(しょうちょう)((空腸(くうちょう))から肛門までの部分をさします。

 

その長さは約7〜9m(生体時3〜5m)と巨大なつくり。

折りたたみ式でコンパクトにお腹におさまっています。空腸と回腸(かいちょう)、大腸(だいちょう)が中心です。

 

小腸<Small intestine>

小腸の構成(十二指腸・空腸・回腸)と、回盲部および虫垂の位置を解説したイラストです。小腸から大腸への流れや、虫垂炎の診断で重要な「マックバーニー点」の位置などが、キャラクターと共にまとめられています。

 

大腸<Large intestine>

大腸(だいちょう)は、小腸(しょうちょう)よりも太く、右下腹部の盲腸(もうちょう)からつづいています。

 

盲腸、上行結腸(じょうこうけっちょう)、横行(おうこう)結腸、下行(かこう)結腸、S状結腸、直腸(ちょくちょう)に分けられます。

 

食物は小腸で消化と吸収が行われたあと、この結腸を通って残りの吸収が行われて便となり、直腸~肛門へとおくられます。

 

大腸の走行と各部位(盲腸、上行・横行・下行・S状結腸、直腸)の名称をまとめた解剖図です。結腸ヒモの構造や、小腸からの出口である回盲弁、および盲腸から垂れ下がる虫垂の位置関係が示されています。

 

直腸~肛門

直腸から肛門にかけての解剖図です。直腸の各部位(S状部、上部、膨大部、下部)や内部のコールラウシュひだ、肛門管の構造(肛門柱、痔帯、内外肛門括約筋)が詳細に示されています。右上にはS状結腸が後方にねじれて曲がる様子、右下には肛門の二重の括約筋を扉に例えた模式図が添えられています。

 

 

[出典] 『ゆるっとポップな解剖生理学 からだずかん』 (著者)角野ふち (監修)嵯峨 堅、能間 国光/2024年5月刊行/株式会社KADOKAWA

 

著者プロフィール
角野ふちプロフィール

角野ふちXInstagram

看護師、保健師、イラストレーター。

 

人のからだをかわいくポップなイラストで解説するコンテンツ『からだずかん』を、SNSやWebサイトで発信。

イラストを手がけた書籍に『薬メモ!』(大田和季著・じほう)、『みんなの救命救急科』(三谷雄己著・中外医学社)など。

日本メディカルイラストレーション学会会員。

 

webサイト: からだずかん
ショップ: ぞーきーず

 

 

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