2020/01/15 のクイズ
- 1. ドパミン塩酸塩
- 2. アドレナリン
- 3. ドブタミン塩酸塩
- 4. ジルチアゼム塩酸塩
挑戦者8843人 正解率65%
循環作動薬(アドレナリン作動薬)とは、交感神経の作用を促進する薬です。交感神経のアドレナリン受容体には、大きく分けてα受容体とβ受容体があります。さらに、反応性の違い(結合のしやすさ)により、α受容体はα1、α2、β受容体はβ1、β2、β3の3つのサブタイプに分かれます。これらは、特定の薬物には結合しやすい一方、それ以外の薬物には結合しにくいという受容体選択性があります。
- 1. ドパミン塩酸塩
-
不正解
ドパミン塩酸塩は、昇圧効果のある循環作動薬です。低用量のドパミンは腎動脈、腸間膜動脈を刺激し血管拡張・血流量増加を促すことで、Na+利尿を起こします。中用量のドパミンは、交感神経終末からのノルアドレナリンを介する間接作用により、心収縮力・心拍出量を増加させます。高用量のドパミンは、血管のアドレナリンα1受容体を刺激し、血圧を上昇させます。
- 2. アドレナリン
-
不正解
アドレナリンは、昇圧効果のある循環作動薬です。心臓のβ1アドレナリン受容体に作用し、心拍数を増加させます。陽性変力作用※1により心筋の収縮力を増強させます。心拍出量、心筋酸素消費量、心仕事量が増大します。
※1陽性変力作用:心筋の収縮力を増強させる作用のこと - 3. ドブタミン塩酸塩
-
不正解
ドブタミン塩酸塩は、昇圧効果のある循環作動薬です。心筋のβ1受容体に作用し、左心室の収縮能を増強させるため、心拍数が増加します。体血管抵抗※2は、直接の動脈拡張作用と交感神経緊張の軽減による間接的な効果により低下します。
※2体血管抵抗:血管内で起こる血液の流れへの抵抗 - 4. ジルチアゼム塩酸塩
-
正解
正解です。ジルチアゼム塩酸塩は、アドレナリン受容体には作用せず、昇圧効果はありません。血管を拡張し、房室結節伝導時間を延長させ、体血管抵抗に対する降圧作用があります。高血圧や狭心症、頻脈性不整脈などに用いられます。また、麻酔下では、末梢血管抵抗を低下させ、後負荷を軽減し、心筋酸素消費量を減少・心拍出量を増加させる効果があります。
引用参考文献など
1)日本麻酔科学会.医薬品ガイドライン.(2019年9月閲覧)
2)袴田晃央ほか監.医療情報科学研究所編.アドレナリン作動薬.薬が見える Vol.1.メディックメディア.2014,30-42.
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