2019/04/16 のクイズ
- 1. Aさんの入院時の体重55kgは標準体重である。
- 2. Aさんの入院時の血液検査(血清総タンパク)は、すべて基準値を逸脱している。
- 3. Aさんの一定期間(1カ月)の体重変化率は、約12.7%で問題ない。
- 4. 栄養療法を実施したAさんの栄養状態を評価する指標となるのは、上腕周囲長と上腕二頭筋皮下脂肪厚の値である。
挑戦者3459人 正解率52%
- 1. Aさんの入院時の体重55kgは標準体重である。
-
不正解
「標準体重=22×身長(m)×身長(m)」で計算します。Aさんの身長から計算すると標準体重は「22×1.7×1.7=63.58」となるため、入院時体重が55kgのAさんは、標準体重より少ないとアセスメントします。なお、標準体重とは、死亡率や高血圧・高脂血症等の罹患率が有意に低く、最も健康的に生活できる理想的な体重のことです。
- 2. Aさんの入院時の血液検査(血清総タンパク)は、すべて基準値を逸脱している。
-
正解
Aさんの入院時の栄養評価となる血清総タンパクは、すべて基準値より低下しています。
【血清タンパクの基準値】
・アルブミン:3.9~4.9g/dL
・レチノール結合タンパク:3.6~7.2 mg/dL
・プレアルブミン:23~42 mg/dL
・トランスフェリン:190~300 mg/dL - 3. Aさんの一定期間(1カ月)の体重変化率は、約12.7%で問題ない。
-
不正解
「一定期間の体重変化率={健常時体重(kg)-現在体重(kg)}÷健常時体重(kg)✕100」で計算します。Aさんの場合は「(63-55)÷63×100≒12.7」となります。1カ月の体重変化率が5%以上の場合は有意な変化であり、約12.7%は問題となります。
- 4. 栄養療法を実施したAさんの栄養状態を評価する指標となるのは、上腕周囲長と上腕二頭筋皮下脂肪厚の値である。
-
不正解
栄養療法後の栄養状態を評価する指標は、皮下脂肪の厚みの変化と骨格筋量の変化です。皮下脂肪の厚さは上腕三頭筋皮下脂肪厚で評価され、骨格筋量の評価は上腕筋囲に相関するため、上腕筋囲(cm)=上腕周囲長(cm)-3.14×上腕三頭筋皮下脂肪厚(cm)で計算されます。
引用参考文献など
1)矢吹浩子.臨床栄養のプロセス②栄養アセスメント.東口髙志編.「治る力」を引き出す 実践! 臨床栄養 (JJNスペシャル).医学書院,2010,87-100.
2)大浜修.臨床栄養のプロセス④アウトカム評価.東口髙志編.「治る力」を引き出す 実践! 臨床栄養 (JJNスペシャル).医学書院,2010,120-125.
3)川﨑英二.膵臓 糖尿病.東口髙志編.「治る力」を引き出す 実践! 臨床栄養 (JJNスペシャル).医学書院,2010,227-231.
4)田村 茂.摂食・嚥下障害看護 食事を摂取する前に確認すべき点について.ナースフル.(2019年1月閲覧)
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