2024/12/14 のクイズ
◆看護技術の問題◆誤嚥のリスクがある患者さんの食事介助について正しいのはどれでしょうか?
- 1. 頸部は軽度伸展させる
- 2. 食材は細かく刻む
- 3. 一口量はカレースプーン1杯程度を目安にする
- 4. ベッド上リクライニング位では、足底全面を枕などに接地させる
挑戦者11067人 正解率60%
- 1. 頸部は軽度伸展させる
-
不正解
誤嚥を防ぐためには、頸部は伸展ではなく前屈させるのがよいとされています。頸部伸展により、頸部周囲筋が緊張することにより喉頭挙上運動が阻害されます。また、口から気管までが直線になり、食物が気管に流入しやすいなど誤嚥のリスクとなります。頸部の角度は、下顎オトガイ部から胸骨部まで4横指程度に調整をすることで、口から気管までに角度がつき食物が咽頭の後壁を通過します。また、喉頭挙上運動の制限がなく嚥下がスムーズとなるなど、安全な経口摂取につながります。
- 2. 食材は細かく刻む
-
不正解
食材は細かく刻むと、口に入れた時に口腔内でばらけるため、誤嚥のリスクとなります。とろみをつけるなどまとまりやすい形で提供することで誤嚥を予防できます。
- 3. 一口量はカレースプーン1杯程度を目安にする
-
不正解
食事介助で使用するスプーンは、スプーンホールが小さめで、浅く、全体が舌背中央にのるようなサイズのものを用います。カレースプーンなどの大スプーンは、スプーンホール全体が広く、一口量は多くなり窒息を引き起こしやすくなります。また、口腔内に入りにくく、すすってしまうことで誤嚥を引き起こしやすいため用いません。市販の介助用スプーンとしては、Kスプーンやリードスプーンなどがあります。
- 4. ベッド上リクライニング位では、足底全面を枕などに接地させる
-
正解
足底を安定させることで、体幹のズレの防止がはかれ、咀嚼力や嚥下圧が向上します。足底は踵部を除圧した状態(膝から足首の部分にクッションなどをあてて、体重がかからないようにする)で安定をはかります。
引用参考文献など
1)小山珠美編.口から食べる幸せをサポートする包括的スキル.第2版,医学書院,2017,p.54-59.
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