おうちで死にたい~訪問看護の現場から~【1-1】

『マンガ・ブランク16年の私が看護師に復帰した話』でお馴染みの広田奈都美さんが描く、現代の看取り。

月刊誌『フォアミセス』より特別転載でお届けします!

 

『おうちで死にたい~訪問看護の現場から』心温まる「看取り」を描く漫画

 

 

 

その日、家族と先輩看護師馬渕さんと私が見守る中、丸岡さんが亡くなられた。

 

 

 

おうちで亡くなるということ…それはどんな風に行われているのか…。新人の訪問看護師、木野花の視点から回想します。

 

 

 

 

丸岡正一さん(84)は脳梗塞と肺炎で自室療養中。そこに、先輩看護師の馬渕と、緊張気味の私とで訪問。

 

 

 

先輩の馬渕が痰吸引をしている間、丸岡さんの熱を測ろうと声をかけるも、返事がない。再度話しかけると、先輩から「後遺症で喋れない!」という言葉が。丸岡さんの体を拭くお嫁さん。5年前から自宅で介護しています。

 

 

 

馬渕さんとは4年以上のおつきあいで、お嫁さんは馬渕さんをとても信頼している感じです。丸岡さんの体調の相談をするお嫁さん。食事が食べられなくなっていて、馬渕が薦めた補助食品も食べられなくなっていました。帰りの車の中で「看取りの時期ね」という先輩の馬渕さん。

 

 

 

水分もとれなくなり、枯れていくように亡くなっていくと聞いたことはあった私に、馬渕は言葉を重ねます。「お嫁さんはもう心の準備はできているわよ」サラッと患者さんが亡くなる話をする先輩に、神妙な顔をしていると、「人が亡くなるのって日常なのよ」と冷静に告げられました。

 

【2】に続く

 

 

◆『おうちで死にたい』は月刊『フォアミセス』で好評連載中です

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【著者プロフィール】

広田奈都美(ひろた・なつみ) HP

漫画家・看護師。某地方総合病院にて勤務後、漫画家としてデビュー。著書は「僕達のアンナ」(集英社)、「お兄ちゃんがコンプレックス」、「ママの味・芝田里枝の魔法のおかわりレシピ」(秋田書店)他。

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