点滴の逆血確認。
新人です。
最近一つ疑問に思ったことがあるので教えて頂きたいです。
持続点滴ではなく、朝や夕方だけ数時間の点滴をして、終わったらロックする時なのですが、
ルートが開通しているかを、生食を使って確認する事があります。その時に、まず逆血を確認する→確認できたら生食をフラッシュして痛みがなければ開通している→点滴を実施する、とマニュアルには書いてあります。
点滴実施のマニュアルには、「血管外漏出した時に害がある抗がん剤などは実施前に生食で開通を確認する」と書いてありますが、普通の抗生剤などでも、ロックしてあるルートに繋げただけではまず自然滴下がない事が多く、繋げた後に側管から逆血確認、フラッシュするように先輩から教えていただきました。
なのですが、たいていの患者さんは逆血が引けず、、先輩に確認していただくのですが、「逆血がなかったらフラッシュすれば良いよ」と言われ、フラッシュして痛みがないかどうか確認をしたのですが、
また別の日に別の先輩にそれを話したところ、「逆血もないのにフラッシュして血栓が飛んだら危ないからダメ」と言われ、、マニュアルは逆血を確認、となっていますがたいてい逆血が引けません。
こういう場合、逆血確認できない時、どのようにしたら良いのでしょうか。先輩方に聞いても、とりあえずフラッシュすれば良いよ!と言われる事が多く、、血栓が飛ぶから、と別の先輩に言われてから気になっています。
ロック再開通の時、点滴と繋げる前に再開通を行うのか、側管から再開通の確認を行っていいのかも曖昧です。いつもは先輩に見ていただいていましたが、6月から自立になってしまったため、確認したく質問させて頂きました。
すみませんが、よろしくお願いいたします。
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コメント(全3件)
逆血確認して、有れば生食なりヘパリンなり流して点滴に繋ぐのが正しいとは思いますが
末梢って血管癖に当たってたりすると逆血難しい時もありますし、私のところではヘパリン流して腫れとか痛みなければそのまま繋ぎますね。
時間が経った末梢なら1回開通させてからの方が点滴の落ちがいいので私は開通させています。マニュアルにはないけど
血栓はCVカテの時とかは注意した方いいと思います。
どうしても逆血を確認したければ、腕を出来るだけ心臓より下に下げて、必要であれば腕を駆血して、留置針を少し引っ張り気味にシリンジを引いてみると引ける事が多いですね。
静脈は血管壁が柔らかく、血圧(静脈圧)も低いので、留置針が少しでもなまる(プラスチック針なので簡単に折れ目がついたりします)と陰圧で引く逆血は確認しにくくなります。なので心臓より舌に下げたり駆血したりして圧を高くして、留置針を引っ張ってプラスチック針を真っ直ぐにしてあげたりすると引ける事も多いです。
ただそれは逆血が引けないだけで、留置針が使用できない訳ではありません。フラッシュすると陽圧でなまったプラスチック針を押し広げて開通させる事が出来るので、フラッシュして腫脹が無ければ問題なく血管内に薬剤を投与出来る事になります。
逆血が引けても引けなくても血栓のリスクに変わりは無いと思います。ルート内に血の塊があれば逆血が引けようがフラッシュすればそれを体内にいれる事になりますから。
実は血管内には色々な理由で常に血栓が出来ています。殆どの血栓は通常は自然に溶けているんです。
患者さんの状態や血管の状態、留置している部位、ゲージ、留置期間によって逆血確認が難しい場合があると思います。まず、逆血がない場合は留置針内に凝血している、折れている、漏れているを想定します。むやみに陽圧フラッシュを加えると血管が破綻し、点滴を投与始めてもその後漏出する可能性が高いです。
私はスムーズに逆血確認ができなければその時点で留置針を入れ替えた方が安全と思います。血栓については、留置ルートいっぱいの血栓を押し込めば血栓リスクがあると思いますが、末梢静脈であればさほどリスクは高くないと考えます。CVルートなら話は別です。
毎回確認する必要はないと思いますが、まず滴下しない場合にはもうそのラインは限界に近づいてる可能性あります。そういった場合のみ逆血確認をして漏出がないかみる必要があります。落ちればいいのではなく、漏出なく安全に投与できることが大切です。
また、点滴終了後にロックする際、陽圧フラッシュしないと次に詰まる可能性が高くなります。それが実施されているのといないのではラインの持ち、次の投与に影響しますので。
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