異動先でアセスメントにつまずいてしまって…。何か良い方法は?|看護師かげと白石の今週のモヤッと(62)

この連載では、総合病院で働く看護師のかげと中堅看護師の白石が、読者から寄せられた「看護の現場で感じるモヤモヤ」にお答えします。

みんなの「モヤッと」が「ピカッと」に変わりますように!

 

連載:看護師かげと白石の今週のモヤッと

Vol.62 異動先でアセスメントにつまずいてしまって…。何か良い方法は?

アセスメントに悩む看護師のイラスト

 

看護師白石さんのアイコン

今回は看護師6年目の方からのお悩みです。

 

 

ICUに異動になりました。

 

看護師として経験年数はそこそこあるのですが、重症患者さんの複雑な病態や症状(循環動態や呼吸状態など)を理解し、そこからアセスメントすることに頭がついていかなくて、なかなかしんどいです。

 

足りない知識は勉強でカバーしようと思います。

でも、とっさの判断が要求されるとうまくいかなくて、「アセスメント力が欲しいなぁ」と思います。

 

かげさんと白石さんが、このようなときに工夫されていたことなどあったら教えてほしいです。
 

(あめちゃんさん 看護師6年目

 

かげさんアイコン

相談者さんと同じような経験、僕もしているよ!

僕も5年目でICUに異動になったことがあるから、その気持ちわかるなぁ…。
 

看護師白石さんのアイコン

新しい環境でいろいろ覚えなくてはいけないし、異動ならではの大変さがあるよね。

 

かげさんアイコン

当時の僕は、異動前に呼吸療法認定士の資格を取ったり、病棟で教育係とかもしたりして、それなりに経験積んできたと思ったのに、いざ新しい職場になったらわからないことの連続で…。

 

相談者さんと同じようにアセスメントでもつまずいたりしたよ。
 

看護師白石さんのアイコン

うんうん。
今回の相談者さんとかげさんは共通するところが多くあるみたいだね。
 

かげさんアイコン

うん、すごく親近感ある~。
ICUに異動した頃の僕の経験を中心に、工夫していたことをシェアするね!
 

 

新しいことを経験するたびに、振り返りを行う

かげさんアイコン

ICUに異動して、初めて経験することってたくさんあるよね。

 

頑張っていろいろ勉強するけど、それでも慣れないうちはアセスメントやとっさの判断が追いつかないのも当たり前だと思う。

 

僕も最初は難しかったんだけど、「初めて」を経験したら、一つ一つ振り返りを重ねるようにして、少しずつできるようになっていったよ。

 

看護師白石さんのアイコン

振り返りって、具体的にはどんなことをしていたの?

 

かげさんアイコン

たとえば、勤務の終わりにワークシートを見直しながら、その日に先輩に言われたことを思い返して「どうして、こうやるんだろう?」と考えて、次につなげるために復習していったよ。

 

それから、受け持ち患者さんの関連図を作って、「この患者さんには今、何が起こっているのか」を把握できるように自分で勉強して書き込んだり。

 

すると「ここまではわかっていたけど、この考えには至らなかったな」と、振り返りを通して考え方や学びを深められたよ。

 

そうすることで、次に似た場面があったときに、対応できるアセスメント力を身につけていけたんだ。

 

看護師白石さんのアイコン

なるほど。
初めて経験したことから学ぶために、必要なプロセスだなって感じたよ。
 

かげさんアイコン

アセスメントに関する勉強って難しいよね。
先輩も、「どうアセスメントしたのか」って、なかなか言葉にして伝えなかったりするし。

 

自分なりに振り返りながら身につけていくのって大事だと思う。
 

 

看護師白石さんのアイコン

うんうん。

あとは、もし可能なら集中的に学ぶために「今月はなるべく循環器疾患の患者さんを受け持たせてほしいです」って受け持ちを調節してもらうように、教育担当や指導者に相談してみてもいいかもしれないね。
 

 

他職種の力を借りて、アセスメントに必要な力を身につける

看護師白石さんのアイコン

それからICUってナースステーションに医師、理学療法士、臨床工学技士、薬剤師もいたりするよね。

 

他職種の人たちにも疾患のことや対応について、積極的に質問してみるのはどうかな?

 

いろいろな視点の話が聞けて、患者さんの状態や必要なケアの理解が深まるかも。
 

 

かげさんアイコン

うんうん。

僕も医師から疾患に関する知識を教えてもらったり、理学療法士さんからは呼吸リハビリテーションについてアドバイスをもらったり、臨床工学技士さんには医療機器のことについて質問させてもらったりしてたなぁ。

 

看護師白石さんのアイコン

自分一人で勉強するのにも限界があるし、一緒に働いている他職種の人たちと関わりながら学ぶと、より深く学べそうだよね。

 

誰かとやりとりして得た知識って定着しやすくなるし。
 

かげさんアイコン

わかる!

あと、普段から関わっていると、何かわからないことがあったときにも、周りにヘルプが出しやすくなるから、その場で解決できたりね。

 

看護師白石さんのアイコン

うんうん。

異動すると、最初は新しいことを覚えるのに焦ったり、落ち込むこともあるよね。

 

でもしばらく経つと、これまでの経験を応用できることも見えてきて、だんだんできるようになっていくと思う。
 

かげさんアイコン

相談者さんは今、ICUですごく勉強しているんだろうなって相談文からも感じるよ。

自分のペースで、無理せず頑張ってほしいです!

 

 

今週のピカッと


☆「初めて」を経験したら、振り返りを重ねて、少しずつ考え方や学びを深めることでアセスメント力を身につけていこう

 

☆患者さんの状態や必要なケアを理解するために、他職種の人たちに疾患のことや対応について、積極的に質問してみよう

 

☆慣れないうちはアセスメントやとっさの判断は難しいものだから、無理せず自分のペースで頑張ろう

 

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プロフィール

看護師のかげ(@877_727)

医療の勉強に役立つ(てほしい)絵や仕事でのほっこり話などをTwitterでつぶやいています。

 

 

書籍紹介

 

『ホントは看護が苦手だったかげさんの イラスト看護帖〜かげ看〜』

かげ 著、永岡書店

看護師かげさん著「ほんとは看護が苦手だったかげさんのイラスト看護帖~かげ看~」の写影

 購入はこちら

 


10年以上病院で働いてきて、現在はいろんな場所で働いている看護師兼ライター。

最近は、後輩に飴ちゃんあげるおかん系看護師になりつつある。

 

 

書籍紹介

 

『Letters~今を生きる「看護」の話を聞こう~私もエールをもらった10人のストーリー』

白石弓夏 著、メディカ出版

白石弓夏著『Letters~今を生きる「看護」の話を聞こう~私もエールをもらった10人のストーリー』の写影

 購入はこちら

 

イラスト/かげ

編集/木村さちこ(看護roo!編集部)

 

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