仲の悪い先輩たちの板挟みになってしんどい!|看護師かげと白石の今週のモヤッと(61)

この連載では、看護師のかげ白石が、読者から寄せられた「看護の現場で感じるモヤモヤ」にお答えします。

みんなの「モヤッと」が「ピカッと」に変わりますように!

 

連載:看護師かげと白石の今週のモヤッと

Vol.61 仲の悪い先輩たちの板挟みになってしんどい!

モヤモヤする看護師のイラスト

 

かげさんアイコン

今回は看護師3年目の方からのお悩みです。

 

 

仲の悪い先輩同士と一緒の夜勤がツラいです。

どちらかの先輩と喋ると「あの人と仲良いの?よく喋れるね?」と言われて、板挟み状態になってしまいます。

 

こんな勤務があるときは、精神的疲労が溜まってなかなか回復しません。

 

業務やケア以外に、こんなに気を遣わないといけなくてしんどいです。

 

かげさん、白石さんはこういうとき、どうしていましたか?
 

(ポンコツなすさん 看護師3年目)

 

うおぉ…すごくわかる…!

私も同じ経験したことあるし、「なんでこんなことに気を遣わないといけないの!?」ってストレス感じてたよ。

 

かげさんアイコン

同じく僕も経験したことあるよ。

他人の人間関係に巻き込まれるって、メンタルすり減るっていうか…。

 

かげさんも…!

正直、社会人にもなって先輩たちは業務中に何やっているんだ…と思う(ため息)。

 

私たちはどうやって対処したか、2人のエピソードを交えながらお伝えするね。

 

 

先輩たちの問題から一歩引いてみる

私が相談者さんと同じような経験をしたのは、2~3年目くらいのときだったんだけど、ほんと、「個人的な感情を仕事に持ち込まないで…」って思ってた。

 

かげさんアイコン

その気持ち、わかるなぁ…。
だって患者さんには関係ないし、周りも気を遣って、良いこと全然ないから。

 

うん。

でも、そうは思いつつも
「これ以上空気を悪くしちゃいけない」と気を遣ったり、「どう立ち回ればいいの?」って混乱してしまったりして…。

 

結局、先輩たちの問題に自分があれこれモヤモヤ悩んじゃってた。

 

だけどよく考えたら、2人の間がギスギスするのは先輩たちのせいなんだよなって。

 

そこで「自分がしんどくなるほど、この件に関わる必要はないんじゃないの?」って気付いたんだよね。

 

間に挟まれた自分が、うまく仲介とかできなくても大丈夫って思えるようになったんだ。

 

かげさんアイコン

うんうん。
自分が関わらなくて良いところまで気にかけて、疲れちゃったのかもね。

 

そうなんだよね。

ズバリ、「同僚と協力して仕事をすることができない」のは先輩たちの問題。

 

そう思うと、「なんで先輩たちの問題に私が悩んでいたんだろう」って冷静になれたんだよね。

 

かげさんアイコン

たしかに。
先輩たちの問題に、気づかないうちに近づきすぎてたんだね。

 

こういうときは、気になったとしても意識的に「問題に近づきすぎない、と割り切る」ことは必要かもね。

 

そうだね。

相談者さんも、先輩たちの問題から一歩引いて距離を取るように意識してみるといいんじゃないかな。

 

 

どちらの味方でも敵でもない距離を維持する

かげさんアイコン

僕も、白石さんの言う「一歩引いて距離を取る」ってやり方をやってたよ!

 

僕が前に勤めてた病棟も、やっぱり仲の悪い先輩たちがいてさ。

 

夜勤でオムツ交換とか協力してやっているのに、「あっちばかり手伝ってる」と言われて機嫌悪くなったりして…。

 

なんと…大人げないね…。

 

かげさんアイコン

「もう巻き込まれたくない」って、そのとき思ったんだ。

それ以降、僕も白石さんのときと同じように、必要なこと以外ではなるべく関わらないようにしたんだよね。

 

なるべく当たり障りなく振る舞ったりして、2人の問題に干渉しないように距離を取る感じ。


たとえば、

 

・どちらかが相手の悪口を僕に言ってきたときは、「へぇ~そうなんですか~」と聞く程度にする。


・どちらかに「あの人のことどう思う?」と聞かれたら「特に気にしたことないですねー」と返す。

 

という感じで、どちらのことも否定も肯定もせず、本当にただ聞くだけとか、中立でいるとかね。
 

うんうん。
2人の間のいざこざに、業務中に巻き込まれたくないもんね。

 

かげさんアイコン

うん。
何を言われても、どっちの味方でも敵でもないところを維持するの。

 

そうすることで、いざこざに巻き込まれないように距離を取ることができるよね。

 

なるほどね。
相談者さんも、こんなふうに業務で必要なこと以外は、2人から距離を取るようにすると良いんじゃないかな。

 

 

業務に支障をきたしていたり、精神的にしんどいときは師長に相談

ただ、「先輩たちの問題、と割り切る」「なるべく関わらないようにする」って対処では十分じゃない場合もあると思う。

 

先輩たちがお互いに無視して仕事の会話も成り立たなくて、業務自体が進まないとか。

 

そういうときは、師長に相談してみてもいいんじゃないかなと私は思うよ。

 

かげさんアイコン

僕もそう思う。
そこまでいくと、もう自分だけでどうこうできるレベルじゃないよね。

患者さんのケアにも影響しかねないと思うし。

 

そうだね。

業務に支障が出そう・出ている場合は、師長に報告と相談をしよう。

 

かげさんアイコン

あとは、ここまでアドバイスさせてもらったことをいろいろ試してみても、相談者さんの精神的疲労が治まらないとき。

 

そんなときは、師長に理由を説明して、一時的に夜勤の組み合わせを調整してほしいと伝えるのも良いと思う。

 

うん、それ大事だね!

ひょっとすると、相談者さんを悩ませている夜勤の状況とか、師長は知らないかもしれないし。

 

かげさんアイコン

うん。
調整を依頼してみてもいいよね。

 

うんうん。

あと、他の人も同じ思いをしているかもしれない。


話しやすい先輩に、「あの先輩たちと勤務の日って、どう過ごしていますか」って相談するのもいいと思う。

 

かげさんアイコン

そうだね!

いろいろ話してきたけど、僕たちの話が参考になって、これから相談者さんが少しでもラクになったらうれしいです。

 

 

今週のピカッと


☆先輩たちの問題から一歩引いて距離を取るように意識してみよう

 

☆先輩たちのことが原因で業務に支障が出ていたり、精神的疲労が治まらないときは師長に相談しよう

 

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プロフィール

看護師のかげ(@877_727)

医療の勉強に役立つ(てほしい)絵や仕事でのほっこり話などをTwitterでつぶやいています。

 

 

書籍紹介

 

『ホントは看護が苦手だったかげさんの イラスト看護帖〜かげ看〜』

かげ 著、永岡書店

看護師かげさん著「ほんとは看護が苦手だったかげさんのイラスト看護帖~かげ看~」の写影

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10年以上病院で働いてきて、現在はいろんな場所で働いている看護師兼ライター。

最近は、後輩に飴ちゃんあげるおかん系看護師になりつつある。

 

 

書籍紹介

 

『Letters~今を生きる「看護」の話を聞こう~私もエールをもらった10人のストーリー』

白石弓夏 著、メディカ出版

白石弓夏著『Letters~今を生きる「看護」の話を聞こう~私もエールをもらった10人のストーリー』の写影

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イラスト/かげ

編集/木村さちこ(看護roo!編集部)

 

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