「ウェアラブル端末」最前線!医療業界では服コンピュータに期待大|ナース知っ得ニュース

【週刊】ナース知っ得ニュース 2014/4/23号

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ウェアラブル端末最前線!医療業界では服コンピュータに期待大

体にコンピュータを操作するための機器を装着して使用する「ウェアラブル端末」。

医療分野では、着るだけで心拍数心臓波形などの生体情報を計測できるウェアなど、「服コンピュータ」が注目を集めています。

 

ウェアラブル端末はすでに、腕時計や指輪、メガネ、衣服のように着るものなど、さまざまな形のものが開発されています。いずれも、小型の機器が埋め込まれており、情報をワイヤレスでPCやスマートデバイスなどに送信することで、高度な情報処理を行うことができるというものです。

 

服コンピュータ、医療活用の期待高まる、アパレル各社も興味~ウェアラブル端末最前線Business Journal)

医療分野での活用が期待されるウェアラブル端末|看護師専用Webマガジン【ステキナース研究所】
(出典)docomo報道発表資料

 

 

最新ウェアブル端末が集う

ウェアラブル端末の展示イベント「Wearable Tech EXPO in TOKYO 2014」が、2014年3月25日、26日に六本木・東京ミッドタウンにて行われました。

 

ウェアラブル端末といえば、代表的なものに、活動量を記録できるナイキの「フューエルバンド」や、手ぶらでいつでもネットとコンピュータへのアクセスができるメガネ「Google Glass」がありますが、本イベントでは、ログバーによる指先だけであらゆるコンピュータを操作できる「Ring」など、さらに小型化されたデバイスも展示されました。

その他、スマートフォンなどの基板を直接コーティング加工する新しい防水技術など、イベントでは数々の最新ウェアラブル端末が集いました。

 

医療分野で期待が高まる「服コンピュータ」

医療分野でも、注目すべきウェアブル端末があります。それは「服コンピュータ」です。

 

「服コンピュータ」とは、いわゆる服にデバイスが埋め込まれたもの。主に心拍を計測することに主眼が置かれたものが多く、心臓部に配置されたセンサーによって、着用者の心臓トラブルが即時に自動的に病院へ転送されるという仕組みになっています。

病院側の素早い対応が可能なことや、従来の腕時計型よりも正確に心拍を計測できることなど、メリットも大きいようです。

 

イベントでは、東レとNTTドコモが共同開発した、着るだけで心拍数や心臓波形などの生体情報を計測できる「hitoe」のほか、服コンピューターメーカー「Clothing+」によるAdidasのウェアなどが揃いました。

 

現状、服の表面に張り付けられた配線が目立つため、まだまだ日常的に衣服として使いにくい状態ですが、今後改良されていく見通しです。

「Clothing+」によれば、今後は、配線を目立たなくするだけでなく、今度は「繊維」自体に機能を仕込むようにする計画もあるとのこと。

 

今後、医療の現場で、ウェアブル端末が当たり前のように使用される時代が近づいていることは確かのようです。

 

 

 

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