最終更新日 2019/09/30

失神

失神とは・・・

失神(しっしん)とは、一過性の意識消失ののち、自然に、そして完全に意識の回復が見られることを指す。目の前が真っ暗になる感じや、めまい感、悪心などの前駆症状を伴うこともあれば伴わないこともある。通常、数秒から数分間という短時間で後遺症を残さずに軽快する。てんかん発作との鑑別が重要。

【分類】
失神は、下記の分類が用いられることが多い。
1)心原性
2)非心原性(主に反射性(神経調節性)失神、起立性低血圧
3)原因不明

【診断】
基本的な病歴聴取、身体所見、心電図検査などの中でも、病歴聴取が重要である。それぞれの病態に特徴的な前駆症状や随伴症状の有無を確認する。

 

引用参考文献
1)井上博ほか.失神の診断・治療ガイドライン(2012年改訂版).一般社団法人 日本循環技学会(PDF).

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