最終更新日 2019/09/30

関節可動域(ROM)

関節可動域(ROM)とは・・・

関節可動域(かんせつかどういき、Range Of Motion;ROM)とは、肩・肘・股・膝などの関節の運動範囲のことである。関節可動域(かんせつかどういき)ともいう。肥満の程度、年齢、関節構造や柔軟性などによって個人差があり、絶対値は定められていない。

関節可動域は、靱帯・腱・筋肉と関節を包む結合組織である関節包が、関節をどの程度取り巻いているかによって決まる。構造が柔軟であるほど動きが大きく、強固であるほど小さくなる。

リウマチなどの疾患によってROMが制限されると、日常生活動作に支障をきたす。そのため理学療法士の指導のもと、関節可動域を広げる目的で訓練(ROM訓練、ROMエクササイズ)が行われる。

【代表的な関節の可動域】
自然起立位の状態での最大角度で表現する。目安は以下の通り。
・膝の屈曲 0~125度
・足首の底屈 0~50度
・背屈 0~20度
・肘の屈曲 0~160度
・手首の屈曲 0~90度
・伸展 0~70度

 

引用参考文献
1)関節可動域 / ROM(かんせつかどういき).e-ヘルスネット.厚生労働省.

 

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