最終更新日 2018/10/26

尿路損傷

尿路損傷とは・・・

尿路損傷(にょうろそんしょう、urinary tract injury)は、大きく尿管損傷と尿道損傷に分かれる。

尿管損傷
尿管損傷は、尿管に損傷が生じることを指す。原因としては、腹腔内や後腹膜の手術に伴う術中操作によって生じることが多い。尿中に血液が混じったり、尿管から尿が腹腔内に漏れたりすることによって腹痛、発熱、瘻孔が形成されるなどの症状が起こる。治療としては、損傷した尿管の再建術が必要となる。

尿道損傷
尿道損傷は、尿道に損傷が生じることを指す。原因としては、多くは外傷によって生じることが多く、骨盤骨折や会陰外傷に伴って発生する。男性に多いとされている。尿に血が混じったり、尿が腹腔内に漏れたりするなどの症状が起こる。軟性鏡(柔らかい内視鏡)を尿道に導いて見ることで、損傷部位を発見することがある。治療としては、基本的には保存加療となるが、外科的に修復する場合もある。泌尿器科へのコンサルトが必要となる。

執筆: 㮈本悠嗣

神戸市立医療センター中央市民病院 救命救急センター 救命救急センター

SNSシェア

用語辞典トップへ