最終更新日 2018/07/24

タンポン

タンポンとは・・・

タンポンとは、腟分泌物または月経血を吸入するために腟内に挿入するセルロースまたは合成素材でできた詰め物である。

タンポンは吸収帯とそれに連結する取り出し用コードからなる。これらに挿入補助具が付属している場合が多い。吸収量範囲によって製品タイプがあり、少ないもので6g、多いものでは11~15gの液体を吸収できる。

腟内を清潔に保つため、4~8時間以内の交換が推奨されている。

タンポン使用による合併症として黄色ブドウ球菌性毒素性ショック症候群(TSS)が有名である。1980年代に敗血症性ショックに至った若い女性の腟から黄色ブドウ球菌が検出されたことがきっかけである。この際、タンポンの吸収材として使用されていた吸水性の高い合成繊維が黄色ブドウ球菌繁殖の温床となっていたことが明らかになっている。これ以降アメリカでは高吸収性のタンポンの使用が禁止されるようになった。日本でも、TSS罹患の可能性について記載することが義務付けられており、適正な使用を推奨する必要がある。

執筆: 畑 菜摘

兵庫県立尼崎総合医療センター ER総合診療科 救命救急センター

この記事をシェアしよう

この単語に関連する記事

1777単語公開中!

用語辞典トップへ